ドイツ国外での初めての展示になるヨーロッパ随一のガラスコレクションで知られるデュッセルドルフ美術館から海を越えて、汐留の港までやってきた。
アール・ヌーヴォーの本質を体現できる第一級のコレクションです。
アール・ヌーヴォーの源泉として重要な役割を果たしたジャポニスムやシノワズリを色濃く反映したパリのガラス工芸家たちの作品群や東洋美術に傾倒し深く吸収し独自の芸術様式を開花させたエミール・ガレ、さらにガレに強い刺激を受けて同時代を並走したドーム兄弟等の職人たち、デザイナーたち。このコレクションは、アール・ヌーヴォーの二大拠点になったパリとアルザス＝ロレーヌ地方を舞台に繰り広げられた。
まさに百花繚乱の「新しい芸術＝アール・ヌーヴォー」の始まりと言えるでしょう。
作品ごとの詳細な調査と研究成果により、アール・ヌーヴォーのガラス芸術誕生の背景とともに、約１４０点の作品の魅力をより深く感じる企画展です。

開催場所：パナソニック汐留ミュージアム
開催期間：２０１５/7/４～９/６（休館日＝水曜日、８月１０日～１４日）
入館料金：一般：１０００円、６５歳以上９００円、大学生：７００円、中高生：５００円、小学生以下：無料

ショップ店内には、ガラス工芸関係書籍から芸術書・画集、企画展カタログまで取り揃えて、本展を解り易く解説し鑑賞をより深くする書物の宝庫です。
アール・ヌーヴォーのデザイナー・職人たちの工芸作品のレプリカやグッズ等々をたくさん揃えてあります。