芸術広場|Office I Ikegami blog

新刊案内 2015年11月号

・日東書院本社 『世界美術家大全』 ¥6,500
著:ロバート・カミング、岡部昌幸 A4


紀元前3万年前の先史時代からコンテンポラリー・アートまであらゆる時代のアートを網羅した、愛好家必携のガイドブック。作品の主題、モチーフ、画法、技法、主要作品、作家自身の逸話など、総合的に解説する。


・西村書店 『名画の秘密/カラヴァッジョ 聖マタイ伝』
¥2,800 著:ステファノ・ズッフィ、野村幸 弘  B5


カラヴァッジョ自身のキャリアとともに西洋絵画史を大きく転換させた、絵画連作「聖マタイ伝」。
本書では、「キリストのまなざし」「男しか登場しない絵」など18のキーワードから、「聖マタイ伝」を読み解く。


・西村書店 『名画の秘密/ボス 快楽の園』
¥2,800 著:ステファノ・ズッフィ、佐藤直樹 B5


ボスの傑作「快楽の園」は、ゴシックの空想的なイメージ世界に連なっていながら、16世紀の驚くべき革新性を併せもつ作品である。本書では、「エデンの風景」など17のキーワードから「快楽の園」を読み解く。



・筑摩書房 『フリーダ・カーロ 悲劇と情熱に生きた芸術家の生涯』 
¥1,200 B6


重度の障害を背負いつつも、自己への冷徹なまなざしを表現した数々の肖像画で多くの人々を魅了した、メキシコを代表する女性芸術家、フリーダ・カーロの生涯。森村泰昌による巻末エッセイも収録。


・みすず書房 『セザンヌ』
¥9,000 著:アレックス・ダンチェフ A5


哲学はじめ様々な分野につねに刺激と課題を与えつづけるポール・セザンヌとは、いったい誰なのか。
ゾラとともに学んだ子供時代から画家としての出発、ピサロとの写生の日々、セザンヌ独自の画法を生み出す詳細、その晩年と死までを描く決定版。図版多数。


・ダイヤモンド社 『ヘンタイ美術館』 
¥1,500 著:山田五郎、こやま淳子


「ヘンタイ美術館」は、美術評論家・山田五郎さんを館長に見立てた架空の美術館。
美術に興味はあるけれど、どこから入っていいのかわからない、という人向けの西洋美術の超入門書。
天才とヘンタイは紙一重の違い!?西洋美術史が誇るヘンタイたちの競艶!


・生活の友社 『写実絵画とは何か?』
¥1,800 著:安田茂美、松井文恵 A5


絵に描かれた背景や画家の思いを知ることで、一歩進んだ写実絵画を楽しむことができる。
現代の画家たちが描いた作品をモチーフごとに豊富なカラー図版で紹介。



・講談社 ブルーバックス『芸術脳の科学』 
¥920 著:塚田稔 B40

ヒトはなぜ「美」を理解できるのか?芸術性とは何なのか?
創造性を生み出すために脳が日々繰り広げる「可塑性」の実体に迫る。


・白水社 文庫クセジュ『美学への手引き』
¥1,200 著:カロル・タロン=ユゴン、上村博 B40

哲学の一分野としての美学がどのように成立したのか、その前史から近代に至るまでを辿る。
美や芸術について思索するための手引書。


★日本美術

・宮帯出版社 『光悦 琳派の創始者』
¥4,500 著:河野元昭 A5

書、陶芸、蒔絵など、光悦芸術の諸相に、各分野の精鋭9名が迫る。革新の美を生み出した、元祖アートディレクター・光悦の実像とは。「序論」「光悦とその時代」「光悦の芸術」「光悦その後」で構成。


・青幻舎 『琳派からの道 神坂雪佳と山本太郎の仕事』
¥2,800 著: 神 坂雪佳、山本太郎、河野元昭 B5

近代デザインの先駆者・神坂雪佳と、現代琳派の継承者・山本太郎。
神坂の版画「住の江図」に山本が加筆した「信号住の江図」をはじめ、独特の技法とモチーフの踏襲によって示されるふたりの共演を堪能できる1冊。


・東京美術 『北斎クローズアップIII 江戸の美人と市井の営み』
¥2,500  著:葛飾北斎、永田生慈 A4

クローズアップを多用することで、北斎が作品に込めた意志と練達の技に目をこらし、作画への情熱、飽くなき探究心に触れる。本巻では、美人画と市井風俗図に、北斎ならではの視点を探る。


・講談社 『若冲BOX FIVE COLORS』
¥2,100 著:安村敏信 A5

若冲画を、「赤」「白」「緑」「灰」「黒」の5つの色に分けて観察。若冲の各々の色に対する関心の在り方が、明確に見えてくる。ふんだんな拡大図版で、若冲の魅力が再発見できる1冊。


・東京美術 『伊藤若冲作品集』
¥3,000 著:太田彩 A4

《動植綵絵》全30幅を大画面で掲載、着色画の驚きの技法を大公開!墨画や版画の代表作も余さず収録した若冲画業の集大成。


・小学館 『国芳一門の猫絵図鑑 ねこのおもちゃ絵』
¥1,300 著:長井裕子 A5

「おもちゃ絵」とは、幕末から明治中期にかけて作られた、子ども向きの浮世絵。
「ねこビル」「ねこライフ」「ねこストリート」「ねこレジャー」「ねこシアター」「ねこvsネズミ」といった章立てで、まるで猫の町を覗いているような、楽しさいっぱいのビジュアル本。


・勉誠出版 『図像学入門-疑問符で読む日本美術』
¥1,800 著:山本陽子 B6

日本美術ってなんだか難しい。展覧会に行ったのにちっとも楽しめないという人へ。絵画や仏像などの様々な疑問・謎を図像解釈学から探り、日本美術の新しい楽しみ方を提案する。美術作品ウラ鑑賞案内。


・池田書店 『よくわかる仏像ハンドブック』
¥1,200 著:江里康慧 B40

仏像の歴史的な経緯も含めて、仏像についての初歩的・基本的な知識を身につけるためのガイドブック。
「如来」「菩薩」「明王」「天部」と多くの仏像を紹介。コンパクトサイズで持ち歩きに便利。一部英訳付き。


・池田書店 『心やすらぐ仏像なぞり描き』
¥1,000 著:田中ひろみ B5

ペン1本で気軽に始められる。絵を描くことが苦手な人でも、なぞるだけで簡単に仏様の姿が描ける。
会いに行きたくなる、ユニークな仏様が満載。「この本の仏像に会えるところ」も紹介。一部書き込み式。


★現代アート・写真・建築

・パルコ出版 『DO YOU KNOW HER?』
¥2,000 B5

アート、音楽、食、ファッションetc.
ジャンルレスな新世代女子クリエイター138組の作品を掲載した、永久保存版ポートフォリオ!


・アートダイバー 『ラムからマトン』
¥2,000 著:梅津庸一、荒木慎也、ほか A5変

タイトルの『ラムからマトン』には、「ラム」(子羊=デビュー)から「マトン」(成長した羊=現在)までという意味が
含まれている。同様に、この本には、現代美術家・梅津庸一のデビュー作から現在に至るまでの代表作をカラー図版で掲載。自身によるテキストで、多くの批評家に注目を浴びた「優等生の蒙古斑」も再収録。
※表紙絵は4パターンありますが、出荷はランダムとなり、表紙絵のご指定には対応できません。何卒ご了承下さい。



・羽鳥書店 『山本浩二画集 もうひとつの自然×生きている老松』
¥5,000 著:山本浩二 B5

http://www.hatorishoten.co.jp/70_129.html
内田樹氏の合気道場「凱風館」の能舞台に、抽象画による「老松」を描いた山本浩二の初画集。
内田樹、山内麻衣子によるエッセイも収録。


・月曜社 『犬と網タイツ』
¥3,500 著:森山大道 A5

都市の様々な街路や建物の外壁に、それとなく在るもの、ひっそりと佇む、路地裏の片隅や人影…。
2014年7月から15年3月末までの8ケ月間、集中的に撮影したカットで編集された、全てタテ位置の写真集。


・光村推古書院 『回顧入江泰吉の仕事』
¥3,800 著:入江泰吉、奈良市写真美術館 A5


未発表作品から代表作まで367点を収録。入江泰吉の仕事の全貌が1冊の写真集に。
大阪時代の「文楽」から「入江調」と親しまれた風景写真まで、奈良大和路に半生を捧げた写真家の写真人生を辿る。


・左右社 『写真集 花のある遠景』
¥3,000 著:西江雅之 B5変

文化人類学者・西江雅之の最後の写真集。“裸足の学者”が半世紀にわたって訪ね歩いた東アフリカ、インド洋、カリブ海、パプアニューギニアから約90点を収載。山下洋輔、青木野枝、港千尋らによるエッセイも掲載。


・筑摩書房 ちくま文庫『建築の大転換 増補版』
¥780 著:伊東豊雄、中沢新一

いま建築に何ができるか。
震災復興、地方再生、エネルギー改革などの大問題を、第一人者たちが説き尽くす。
新国立競技場への提言を増補した決定版!



・青土社 『建築と歴史 「戦災」から「震災」まで』
¥3,400 著:飯島洋一 B6

黒船来航と明治維新、「建築」という制度の誕生と「芸術」化、戦後の「伝統論争」…。
建築界のみならず東西の近現代史のあらゆる深層に潜り込み、現代日本が抱える困難の核心を鋭く衝く挑戦の書。


・エクスナレッジ 『くらべてわかる世界の美しい美術と建築』
¥2,800 著:五十嵐太郎 A4並


美術と建築の共通点がわかることで、町でも美術館でも、もっと深く楽しむことができる。
いずれも視覚芸術であり、多くの共通点をもつ2つのジャンル、美術と建築を比較しながら、両方の入口から
相互に読み解く本。


・エクスナレッジ 『モードデザイナーの家』
¥3,800 著:イヴァン・テ レスチェンコ、神奈川夏子 B4


アズディン・アライア、ココ・シャネル、高田賢三、ステファノ・ピラーティなど、モードデザイナーの私邸を公開。過去20年間にわたって書かれたルポルタージュのなかで使われた写真を掲載。



・淡交社 『藤森照信×山口晃 探検!東京国立博物館』
¥1,700 著:藤森照信、山口晃 A5

開館、明治5年。収蔵品総数、11万件以上。わが国最古の博物館として、質・量ともに日本一を誇る「トーハク」
こと東京国立博物館。建築家の藤森照信氏と画家の山口晃氏を案内役に、「美術」「建築」の二本柱から、トーハクの魅力を徹底解剖。


★デザイン・工芸

・ADP 『A Book of Things』
¥6,800 著:ジャスパー・モリソン 規格外

http://www.honyaclub.com/shop/g/g17429224/
ジャスパー・モリソン氏自らが執筆した、作品制作の意図、プロセス、人との出会いなど、モノがうみだされるバックグラウンドがつぶさに読み取れる貴重な一冊。


・グラフィック社 『ブックデザイナー・名久井直子が訪ねる 紙ものづくりの現場から』
¥2,000 A5


本が生まれる場所、紙がつくられる現場には、匠たちの技がある。印刷から製紙、製本・紙加工まで、人気ブックデザイナーである名久井直子が、本づくり・紙ものづくりの現場を見学する。



・DNPアートコミュニケーションズ 『ggg Books 117 大日本タイポ組合』
¥1,165   B6

1993年にヒゲ有り名字無しの秀親とヒゲ無し名字有りの塚田哲也によって結成され、日本語の五十音や漢字、英語のアルファベットなどを解体したり、組合せたり、再構築することによって、新しい文字の概念・可能性を探り続けている実験的タイポグラフィユニット・大日本タイポ組合。文字の楽しさ、文字の奥深さを体感しよう。


・ボーンデジタル 『世界に衝撃を与えたグラフィックデザイン』
¥3,600 著:スティーブン・ヘラー  B4


表現のターニングポイントとなった発想の、源泉を知る。グラフィックデザインを歴史的な観点から見て、その後の文化発展に影響を与えたアイデアを100抽出し、実例とともに解説する。


・誠文堂新光社 『知られざる萬古焼の世界』
¥3,500 著:内田鋼一 B5変

明治期より三重県四日市市の地場産業として発展してきた萬古焼。さまざまな萬古焼の紹介や、秦秀雄・日根野作三といった萬古焼にまつわるキーパーソンを知ることのできる対談、スタイリスト・高橋みどりによる萬古焼のしつらえ、mina perhonenのデザイナー・皆川明との対談などを収録。



・芸術新聞社 『ウルトラかんたん篆刻』
¥1,800 著:真鍋井蛙 B5

著者が考案した、鉛筆とロウを使った「ロウソク転写法」を紹介。印稿づくり、転写の方法、刻り方、印の押し方、失敗活用法など、わかりやすい解説&写真がいっぱい。誰でもかんたんに印づくりを楽しめる篆刻の本。


★絵本・文芸

・小学館 『びじゅチューン!シール&ポストカードブック』
¥780 著:井上涼 A6

井上涼さんが描いた『びじゅチューン! 』(NHK Eテレ)の人気キャラが、 シールたっぷり300枚とポストカード8枚のセットになって登場!キャラたちのアナザーワールドが楽しめる一冊。


・あすなろ書房 『木を植えた男』
¥1,000 著:ジャン・ジオノ、寺岡襄、黒井健 B6

ロングセラー『木を植えた男』を、新たに黒井健によるモノクロのイラスト23点を付して単行本化。
小学校5年以上で習う漢字にルビを振り、作品理解を深める解説ページも充実させた文芸版。


・アノニマ・スタジオ 『雪の女王』
¥2,600 著:アンデルセン、サンナ・アンヌッカ、こみやゆう  B5


アンデルセンの名作が、マリメッコデザイナー、サンナ・アンヌッカのイラストで、大人も楽しめる上質な物語絵本として生まれ変わった。布装、銀箔押しの装丁でインテリアやギフトにもぴったりの1冊。


・朝日出版社 『森のプレゼント』
¥1,300 著:ローラ・インガルス・ワイルダー、安野光雅 A5


『大草原の小さな家』の原作『大きな森の小さな家』のクリスマスを、安野光雅の絵と訳で描き下ろした家族愛いっぱいの心温まるお話。


・岩崎書店 『こどもる』
¥950 著:荒井良二 B5

ちちる、よだる、ひなたる、スイカる、声る、またちちる…。25年間、絵本の第一線で活躍する著者があたたかいまなざしで描く、子どもの自由奔放な姿がぎゅっとつまった絵本。


・六耀社 『火星にいった3人の宇宙飛行士』
¥1,620 著:ウンベルト・エーコ B5変

世界的に高名なイタリアの哲学・思想家・作家のウンベルト・エーコの文と、20世紀イタリア抽象画を代表するエウジェニオ・カルミの絵が合体。「お互いを知ること。理解し合うことの大切さ」を子どもに伝える傑作絵本。


・晶文社 『音楽の未来を作曲する』
¥1,800 著:野村誠 B6

生きた音楽を求めて、老人ホーム、動物園、銭湯、キャンプ場、遺跡など、頻繁にフィールドワークをおこなう稀代の現代音楽家・野村誠が、自身の発想と実践を振り返りまとめた1冊。


・文藝春秋 『「ない仕事」の作り方』
¥1,250 著:みうらじゅん B6


それまで世の中に「なかった仕事」を、企画、営業、接待も全部自分でやる「一人電通」という手法で作ってきた「みうらじゅんの仕事術」を、過去の作品を例にあげながら丁寧に解説。「好きなことを仕事にしたい」、「会社という組織の中にいながらも、新しい何かを作り出したい」と願っている人たちに贈る、これまでに「ない」ビジネス書(?)。


・幻戯書房 『マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代』 
¥2,200 著:門井慶喜 B6


ジョセフィン・テイ「時の娘」、ウンベルト・エーコ「薔薇の名前」などの名作をとおして、小説・宗教・美術が交差する“近代の謎”を読み解く。注目の作家による歴史ミステリの教室。


・三元社 『シェイクスピアとコーヒータイム』
¥1,500 著:スタンリー・ウェルズ、前沢浩子 B6

名だたる戯曲をあまた書き残した天才の実像は。田舎出の青年が、どんな道のりをたどってロンドンの座付き作家になったのか…。シェイクスピアと話せるなら、こんなことを尋ねてみたい。そんな空想を実現する1冊。


・河出書房新社 『フランドルの四季暦』
¥2,400 著:マリ・ゲヴェルス、宮林寛 B6

園芸家のバイブルにしてベルギーの秘宝といわれる幻の名著。植物を中心に、四季の移ろいと人々の営みを瑞々しく描く詩的散文集。園芸家・画家の大野八生の描き下ろし植物画約70点掲載。


★2016年カレンダー

 
・求龍堂 『熊谷守一カレンダー 2016』
¥1,500 A4

http://www.kyuryudo.co.jp/shopdetail/000000001200/


 
・求龍堂 『東山魁夷カレンダー 2016』
¥1,500 A4

http://www.kyuryudo.co.jp/shopdetail/000000001199/ct60/page1/recommend/



・辰巳出版 『ダース・ヴェイダーと仲間たちカレンダー 2016』
¥1,200 B4変

http://www.tg-net.co.jp/item/4777815366.html



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