January 13, 2026
Bunkamuraザ・ミュージアムでは、9月3日(木)から10月25日(日)までBunkamura20周年記念企画「ベルギー幻想美術館 クノップフからデルヴォー、マグリットまで」が開催中です。展覧会情報はこちら。
少しばかり驚いた!!日本にベルギーの美術がこんなにあったのか・・・・!!!
兵庫の姫路市立美術館所蔵するベルギー近代美術の名品ばかりが揃っている。なかでも、《フェリシアン・ロップス》と《ジェームズ・アンソール》の見たことのない名品がずらりと展示され、”幻想美術”なるベルギー近代美術の精華を堪能する、絶好の機会になるコト間違いナシでしょう!!!
ベルギー近代美術といえば、ほとんどがフランスの影響下にあり、オランダとの被ったイメージで捉えられ、「ネーデルランド」や「フランドル」などの土地名が知れわたり、中世以降、イタリア美術とともに西洋美術の先進地域であったといえるでしょう。中世末期に、ファン・エイクをはじめとする初期フランドル美術の巨匠たちを生み出し、バロック期にはルーベンスがあらわれ、19世紀には印象主義の画家たちが一世を風靡し、なかでも、詩人シャルル・ボードレールと親交のあった《フェリシアン・ロップス》の描く退廃的でエロティックな要素を帯び、悪魔や骸骨、ギリシャ神話の好色な神々など、想像力を駆使した題材が登場してくる。ボードレールは”ベルギーに芸術なし。ロップスのほかには・・・”とロップスを賛美している。
ベルギー近代美術で、我々が一番周知・共感している画家は《フェルナン・クノップフ》や《ジャン・デルヴィル》、《エミール・ファブリ》であり、20世紀に入り、ダダからシュルレアリスムへの画家としては、《ルネ・マグリット》や《ポール・デルヴォー》でしょう。この「ベルギー幻想美術館」はこの6人の作品を紹介している。
20世紀のはじめごろから起こった「抽象絵画」の画家のひとり《ルネ・マグリット》はダダイストと交流がありダダイストグループを結成し、パリのシュルレアリストのグループ:アンドレ・ブルトンとも交流している。劇作家のマルセル・ルコントからデ・キリコの作品の複製を見せてもらい、影響されシュルレアリスム的な作品を描くようになった。マグリットの作品にはシュール的側面とダダ的側面の交差する破壊の意思が感じられる。
また、《ポール・デルヴォー》は印象主義的な作品から、アンソールやペルメークの影響を受けた表現主義的作品へと移行し、1930年代の後半からシュルレアリスム的な作品を描くようになるが、マグリットはデルヴォーには批判的で”シュルレアリスム的かどうか・・・・?!”を問いただしている。しかし、ブルトンやエリュアールからは高く評価され、シュレアリスム作家からは仲間と捉えられていた。
小粒ですが・・・、細密画あり、版画あり、スケッチあり、油彩画ありで必見です!!!
ヘドデル キドリンスキー

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