芸術広場|Office I Ikegami blog

『多田美波展』―光を集める人―を観て・・・・!

1969年に開館した、国内で初めての野外美術館「彫刻の森美術館」は、四季折々の特徴的な自然を楽しめ、風光明媚でかつ雄大な自然に囲まれ、緑豊かな庭園のなかに、近・現代を代表する彫刻家の名作:120点が常設展示されている美術館です。
今年で40周年を迎え、第1弾として、7月の遊べる彫刻「ネットの森」の完成を記念、今回は第2弾として「多田美波展」が開催され、観てきました。
1979年、彫刻の森美術館開館10周年を記念して創設された野外彫刻の国際公募展の第1回ヘンリー・ムーア大賞展で大賞を受賞し、大賞に輝いた作品«極»は今なお、箱根の風光のなかでシャープで清々しいたたずまいを見せています。
多田美波氏のすごいところは、大岡信氏は、「彫刻というものを、建築物や野外空間に位置させる実用性の問題を切り離して考えることをしない。クリスタル、アクリル、ガラス、アルミニューム、ステンレス、チタンなどの素材によって作られた、確かな物体として、堅牢な実在性を持ちつつ、一種の気体的な流動性を保っている。地上的限定を可能な限り脱し、宇宙空間を支配している大いなる脈動のリズムに共鳴し、共振しようとする『夢』、そして最も透明で軽やかなる『光』を融合させた作品には内的必然性が漂っている。」と指摘している。
光を透過するアクリル、プラスティックやガラス、光を反射、屈折させるステンレスなどのモノクロームの素材に奔放なイメージを託したフォルムが「光の変化」「時間の移り行き」のうちに”超空間”というべき視覚世界を現出させる。単なる彫刻のための彫刻ではない証は、美術館・博物館のオブジェだけでなく、都庁・地方自治体等の日常的な建築物のなかに溶け込んでいる。帝国ホテル«光壁:黎明»、都庁議会議事堂«澪»、東京しごとセンター«躍»、三好町勤労文化会館«相»、テアトル銀座«レリーフ:耀»、全共連ビル松屋サロン«チェーンデリア»、ビュレックス京橋«揚»«慧»、文京学園«萌»、ソフトピアジャパンセンタービル«昇»、熊本県庁舎«融»、春日井市庁舎«翔光»、小野観音逢善寺«祈»碧南市油ケ淵遊園«晃»、上尾市庁舎«光彩»、南足柄市庁舎«翔»、四日市市文化会館«飛翔»大阪教育大学«旋光»、宇部市民文化会館«双極子»、神戸市民総合防災センター«透明»などの建築空間にたたずんでいる。
そのほかにもたくさん面白いものがあるよ、思いっきり遊んで、愉しんできて~!!!
そして~、少しは芸術も味わってきて~・・・・・!!!!
芸術は、気取った特別のものじゃないんだ~~~っつ!!!!!
by ヘドデル キドリンスキー


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