January 12, 2026
東京タワー開業55周年を記念した特別展「世界記憶委あさんの炭坑絵師 山本作兵衛展」が開催されました。
炭坑絵師 山本作兵衛の秘蔵の原画59点を一堂に初公開する歴史的かつ画期的特別企画展です。
山本作兵衛(1892-1984)は、1892年5月17日、福岡県嘉穂郡笠松村鶴三緒(現在の飯塚市)に生まれ、7歳という幼いころから炭坑内の仕事を手伝い始め、以降50年以上にわたって筑豊地域の田川炭坑の閉山まで働き、移り住んだ炭坑は18か所にのぼる。
1958年(昭和33年)東京タワー開業、日本が高度経済成長期に突入したころ、ちょうど炭坑夫を引退して、66歳から絵筆を握り始める。
幼いころから経験してきた記憶の中の光景を記録画として残し始め、「孫たちにヤマ(炭坑)の生活やヤマの作業や人情をありのままに描き残しておこうと思い立った」と自ら語ったように、驚くほどに正確で緻密に描かれていて、当時の事実風景と心象風景が見事に伝わってきます。
2011年5月に、作兵衛の描いた記録画、日記などをはじめとする計697点(絵画589点、日記65点、雑記帳や原稿43点の合計)が、ユネスコの認定する「世界記憶遺産」に国内第1号として登録された。
またその認定された後に奇跡的に発見された作品など秘蔵の原画59点や作兵衛の遺品などが合わせて展示され、これだけまとまって公開されることは初めての機会となるでしょう。
その当時の日本の時代背景を伝える産業資料も合わせて展示され、日本が経済成長して、飛躍していく様の一片が沸々と伝わってくる。
1984年(昭和59年)12月19日享年92歳で没するまで、1000点以上の炭坑絵図・記録画を残したと言われているが、個人所蔵も多く
詳細は不明です。
世界記憶遺産に登録されているものは各国から245点が登録されており、「マグナ・カルタ」(英)、「アンネの日記」(蘭)、「グリム童話原稿」(独)「べートーベン交響曲第九番の自筆譜」(独)などなど、世界的に歴史的な重要性が高い時代を生きた一人の人間の視点に基づく真正な記録として評価されたものへの讃歌であるだろう。
東京タワー見学も合わせて、是非観てきてください。
丁寧な正確な緻密な絵図には驚かされます・・・!!!!
ヘドデル・キドリンスキー
開催場所:東京タワー 1階 特設会場
開催期間:2013年3月16日〜5月6日(会期中無休)
開室時間:午前10時〜午後6時 *入館は閉館の30分前まで
コメントを残す