芸術広場|Office I Ikegami blog

新刊案内 2014年5月号

ちょっと窓の外の降り注ぐ雨に目を向けてみては?
いつもとは違う風景に、小さな発見があるかもしれません。
きっと傘を さし出かけたくなる、そんな書籍をご紹介いたします。
    

*偕成社「あまやどり」\1000 著:七尾純 A4


雨が降り出しカタツムリは喜んで散歩に行くが、チョウチョもトンボも「雨やどりしなくちゃ」と遊んでくれない。“雨やどり”がわからないカタツムリは…。お話の中に、自然と夢がいっぱいつまった観察写真絵本。


*講談社「あめふりさんぽ」 \1,200 著:江頭路子 A4

おきにいりのかさもって、ながぐつはいて、かっぱきて、さあ出かけましょう!楽しげな雨音とともに繰り広げられる雨の日が楽しくなる絵本。



*小学館「雨の名前」

 \2,400 著:高橋順子 佐藤秀明 A5

世界で最も雨が好きな人種、日本人。短歌や民話等、雨をテーマにしたものは数え切れない。古来からの「雨の名前」をキーワードに現代日本人の暮らしを考える。


*新潮社「宮沢賢治のちから」 
\680 著:山下聖美  新書

音に景色、色に形を感じたという賢治の感覚のちからに注目しながら、「愛すべきデクノボー」の謎多き人物像と作品世界に迫る。



*パイ・インターナショナル「イイダ傘店のデザイン」

 \1,500  著:飯田純久 A5

本書では、テキスタイル&傘コレクションを、工場取材や日々のスケッチなども交えつつ紹介。


*フレーベル館「ながぐつを かいに」 
\1,200 著:星野イクミ

新しくオープンしたながぐつ屋さんに、次々と動物たちがやってきます。ところが動物たちが選ぶのはほかの動物向けののながぐつばかり・・・


*平凡社「コロナ・ブックス 日本の音」

\1,800 著:平凡社 A5

雨、風、雷、波、虫の音などの自然の音から日常生活の音まで、心の琴線に触れる音の風景。

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■新刊案内■
    
○西洋美術○————————————————————–

・ 求龍堂「イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々」 
\2,800 著:スチュワート・デュラント クリストファー・ ミルズ 大場秀章  B5

世界遺産、英国キュー王立植物園所蔵の17世紀から現代までのボタニカル・アートを中心に、イングリッシュ・ガーデンの成立と同園の歴史を系統だ てて紹介する。


・青幻舎「フォーカスシリーズ アンディ・ウォーホル」 \2,800  B5変

20世紀を代表するメディアの寵児、ウォーホル、比類なき天才の人生と作品群を紹介する。


・青幻舎「フォーカスシリーズ フランシス・ベーコン」 \2,800 B5変

生と死、偶発と制御、革新と伝統。あらゆる矛盾とパラドックスを生む作品と、波乱万丈の生涯を辿る。


・青幻舎「フォーカスシリーズ ジョージア・オキーフ」 \2,800 B5変
アメリカ近代絵画に偉大な足跡を残し、女性画家の先駆的存在のオキーフを解き明かす。


・日経BPマーケティング「日本でここまで見られる!西洋名画 珠玉の100」 
¥907 著:日経おとなのOFF  100P 5/28発売

印象派・ポスト印象派を代表する人気画家6人の作品の中から、日本で見られる珠玉の100点を厳選し紹介する。

○日本美術○
・芸艸堂「光琳を慕う中村芳中」 \2,500 著:中村芳中 B5

江戸後期、ほっこりとした作風で「なにわに芳中あり」と称えられた中村芳中の、肉筆から版本まで約200カットを紹介。


・青土社「春画と人びと 描いた人・観た人・広めた人 」¥2,400  著:白倉敬彦 46版 5月下旬発売 

 
浮世絵の歴史を紐解きながら、貸本屋の営業システム、春画の驚くべき利用法、さらには海外流出をめぐる驚きの事実まで、春画をめぐる人々の姿を鮮やかに描き出す。


・世界文化社「世界遺産で見る仏像入門」¥1,700  著:島田裕巳 A4 5/21発売

仏教関連の世界遺産をオールカラーの大きな写真で紹介する、見て楽しい仏教入門書。


・中央公論新社「蒐集物語」\1,000 著:柳宗悦 文庫 5/25発売

民芸運動を創始し、「日本民藝館」を創立した著者が、蒐集に対する心構えとその要諦を、豊富なエピソードとともに解き明かす名エッセイ。


・東京美術「古寺巡礼京都南山城の仏たち」 ¥2000 著:京都南山城古寺の会  A4

意外に知られて いない国宝・重要文化財の仏像の宝庫、南山城の仏たちの魅力を探る。
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○現代アート ○
・朝日出版社「エリイはいつも気持ち悪い エリイ写真集 produced by Chim↑Pom」
\2,800 著:Chim↑Pom 800P 大型 5/30発売

エリイの人生そのものをアートにした「芸術実行犯」の最新問題作! ! ! テーマはLOVE&MAD!


・グラフィック社「ピーター・マックスの世界」 
¥3,300 著:ピーター・マックス ヴィクター・ザーベル 堀口容子 B5変

アート界を牽引しつづけるビッグアーティスト、ピーター・マックス,初の自叙伝。作品制作秘話など、時代の寵児のすべてがここに!


・誠文堂新光社「小豆島にみる日本の未来のつくり方」
\2000 著:瀬戸内国際芸術際 小豆島 醤の郷+坂手港プロジェクトチーム A5

少子高齢化が進む小豆島に若手クリエイターが集い、地元の人たちと交流することで町が活気づく。その循環が持続可能な方法を探る。


○建築・ファッション○——————————————————–
・鹿島出版会「アート建築複合態」 \4,800 著:ハル・フォスター 瀧本雅志 A5

建築とアートの再編をめぐる批判的文化論。



・パイ・インターナショナル「世界の名建築」 ¥1,800 著:パイ・インターナショナル B5変

フランク・ロイド・ライトやル・コルビジェなどの近代建築の巨匠が手がけた建物から、RIBAゴールド・メダルやプリツカー賞受賞者の世界的な建築物を紹介。


・DU BOOKS「拡張するファッション ドキュメント」 \2,500 著:林央子 A4

ファッションは、毎日のアート!
従来とは異なり洋服を着たマネキンのいないファッション展を、写真家・ホンマタカシが撮りおろした。

○デザイン○

・平凡社「Ex-formation ふたり 」 \1,900  著:原研哉 46変

似ていない双子のポートレイトから男女関係のダイヤグラムまで、「2」をめぐる「知っているつもり」を未知化する驚きのレッスン集。


・みすず書房「空の気」 ¥2,600 著:佐藤卓 近藤等則 46版

世界で活躍するフリージャズ・トランペッターと、日本列島に息づく文化を発信するデザイナーが、制作の根っこ、未知のものが生れる瞬間を語る。


・ミネルヴァ書房「川崎和男 Design」 ¥15,000 著:川崎和男 A4変

孤高のプロダクトデザイナー川崎和男。各界からの寄稿と評伝から人とその人生を解き明かす。
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○音楽○

・河出書房新社「音楽の進化史」 ¥3,200 著:ハワード・グッドール 夏目大 B6

音楽はなぜ豊かで多様なものへと変化したのか。 楽器や楽譜、音階や和音の発明など、音楽史を一望する決定版。



・白水社「「音楽の捧げもの」が生まれた晩」¥3,600 著:ジェームズ・R・ゲインズ 松村哲哉  46版
 

バッハ晩年の傑作に込められたメッセージとは? 後期バロックと初期啓蒙主義という時代の衝突から生まれた名曲を読み解く。

○絵本○
・講談社「江戸の象吉」 \1,400 著:大田大輔 46版

動物たちがすむ江戸の町に、ゾウの象吉がやってきた。小学高学年から読める、江戸を舞台にした人情劇です。


・西村書店「ミケランジェロ 石に命をふきこんだ天才」 
\1,800 著:キアーラ・ロッサー二 ビンバ・ランドマン 森田義之  38P

「ルネサンスの大天才」とよばれるミケランジェロの彫刻・絵画・建築が、子どもの純粋なまなざしをとおして語られる。好評「アートな絵本シリーズ」第8段。

○サブ・カルチャー ○

・彩流社「地中海文明史の考古学」 ¥1,800 著:長谷川 奏 46版

中東と西欧を結ぶ「地中海」をざっくりと切ったその絵模様を考古学の成果である「物質文化研究」の視点で考察し文明史を捉え直す大胆な試みをまとめた。


・春秋社「こども映画教室のすすめ」 \2,300 著:是枝裕和 野崎歓 土田環 5/29発売 A5

全国でワークショップが開かれ、人気を博す「こども映画教室」を紹介し、「教育」を「こどもと映画」という視点から捉え直した一冊。


・小学館「江戸の食文化」 \2,000 著:原田信男 A5

江戸の食育や食養生といった文化的側面など、食を取り巻く環境全体について多角的に考察。巻末では現在も営業を続ける食の老舗や名店なども紹介。



・新潮社「身体巡礼―ドイツ・オーストリア・チェコ編―」 \1,500  著:養老孟司 46版

4万体分の骸骨堂、ハプスブルク家の霊廟、ユダヤ人墓地、カトリックの聖地、心臓信仰、黒マリア様、墓地の数々……埋葬から見えるヨーロッパのすがた。


・創元社「元素の不思議」\1,200 著:マッド・トウィード 駒田 曜 B6変

すべての物質を構成する基となっている元素。 興味深い元素の性質や、数々の元素発見の物語などを語る一冊。



・草思社「遅い光(スローライト)と魔法の透明マント 」 \1,800  著:シドニー・パーコウィツ 阪本芳久  B6

いま、現実に起こりつつある革新的な光 の科学の進展を、古今のSF作品で描かれる夢の科学技術と比較しつつ紹介する。


・筑摩書房「今こそ読みたい児童文学100」 ¥860 著:赤木かん子  新書

知らないと恥ずかしい古典も。図書館に埋もれている名作も。読まずにいるのはモッタイナイ! 物語の世界に心ゆくまでひたれる、選りすぐりの百冊 を紹介します。


・ナナロク社「みんなのひとり上手手帖」 \1,600 著:クリハラタカシ A6

あらゆる物事とイメージの力を使ってひとりで楽しむ知恵、それがひとり上手!(全3色)


・文藝春秋「絵のある自伝」¥680 著:安野光雅 文庫 

『旅の絵本』『ふしぎなえ』『ABCの本』などが世界中で愛されている画家の、初の自伝。


・六耀社「森の植物が教えてくれた 北欧フィンランドのフラワーデザイン」 ¥2,000 著:クミ・ヘンティネン B5

写真、デザイン、ハンドワークによって、フィンランドのフラワーデザイナーの魂の風景を解釈し表現する。                                

                                       


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