芸術広場|Office I Ikegami blog

新刊案内 2014年9月号

■西洋美術■+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+
・晃洋書房「ドストエフスキイとセザンヌ」
¥2,700 著:山田幸平 近藤耕人 46版

セザンヌの色彩の面と奥行を目指して、ドストエフスキイの『罪と罰』と『白痴』の絵画的遠近描写、不安な視線の心理の演劇的効果を解析し、エル・グレコの線と点と面からマネ、ピカソ、漱石の抽象と具像に迫る画期的論考。


・視覚デザイン研究所「モナリザの秘密」
¥1,900 編:視覚デザイン研究所 A5

傑作を傑作たらしめるもの とは。独自の視覚言語による分析で、傑作の秘密に迫る。


・小学館「イタリア・ルネサンス美女画 巨匠たちが描いた「女性の時代」」
¥5,000  監修:池上英洋 菊倍判 9/26発売予定

イタリア・ルネサンスの巨匠たちが追い求め た「理想の美女」の全貌を、数多くの大判で美麗な図版で紹介する。


・東京書籍「巨匠の失敗作」
¥1,500 著:岡澤浩太郎 46版

巨匠といえども人間,残した作品は傑作ばかりではなく、実は「失敗作」もあった。
新たな視点で巨匠の本質を探る入門書。


・日経BP「ビジュアル年表で読む 西洋絵画」
¥6,400 著:日系ナショナルジオグラフィック社 B4

古代、中世から現代まで、時代を彩った西洋絵画の誕生と発展を、
独自のビジュアル年表を駆使しながら解き明かす。


・西村書店「アート・ライブラリーレオナルド・ダ・ヴィンチ」
¥2,400  著:パ トリシア・エミソン A4

ルネサンス美術の専門家エミソンの鋭い洞察をとおして、新しいレオナルドを発見できる、
美術全集「アート・ライブラリー」シリーズ最新刊。


・三好企画「修復は紡ぎだす詩」
¥2,800 著ティナ・グレッテ・プールソン  21cm

絵画修復の工程の一つである「補彩」に的を絞り、さらに紙本作品に限る内容。
西洋での版画や素描などの歴史から実際のデジタル復元までをカラー図版で読むことができる。



・八坂書房「西欧古代神話図像大鑑 続編」 

¥4,800 著:ヴィンチェンツォ・カルターリ

ルネサンス以降、変容を重ねつつ読み継がれた神話概説書の代表古典の後代をまとめた。


■日本美術■+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・
・枻出版社「知っておきたいお寺の言い伝え」 
¥1300 著:瓜生中 B6

各地の寺院に語り継がれてきた伝説や説話を紹介。お寺めぐりが10倍楽しくなる1冊。


・求龍堂「鏑木清方 江戸東京めぐり」
 ¥2,200 著:鏑木清方 宮崎徹 B5

古き良き江戸東京の風情を映した鏑木清方の雅趣のある美人画と風俗画を愛でながら、
現代の東京とその周辺の街と文化をめぐる。


・思分閣出版「近江の古像」 
¥9,000 著:高梨純次 A5

8世紀から11世紀の近江の古仏について、その研究成果の集大成。


・青幻舎「獅子と狛犬」
¥2,700  著:MIHO MUSEUM B5

わが国の特徴的な獅子、狛犬像とともに、エジプト、中央アジア~中国などの神獣も紹介し、
ユーラシア大陸から日本まで、日常の中にひそむ文明の交流の一端を明らかにする。


・中央公論新社「見る悦び 杉本秀太郎美術論集成 」
¥3,500  著:杉本秀太郎 46版 画像なし

宗達の屏風から、ある時ふと目にした日常の水差しまで、美の正体に言葉で迫る。
縦横無尽・天衣無縫の美術論。カラー図版多数収載。



・東京美術「木目金の教科書」
 
¥2,800 監修:高橋正樹 特定非営利活動法人 日本杢目金研究所 A5

金属工芸について、歴史・文化・名作・技法などを体系的にひもといた初のガイドブック。



・ミネルヴァ書房「視覚と心象の 日本 美術史 作家・作品・ 鑑賞者のはざま 」

¥8,000  著:吉田 亮 A5

近代日本の美術作品を通して、“見る”ことに対する認識と変遷を問い、不可視の領域までも見据える。
ファインアートとは何かを根源的に突き詰め、新生面を拓く。


・山川出版社「画題で読み解く日本の絵画」
¥1,800  著:佐藤晃子 A5

「敷居が高い」と思われがちな日本の美術でも、ちょっとした約束事がわかれば、ぐっと理解が深まる。
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■現代アート■+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+
・講談社「現実脱出論」 
¥800 著:坂口恭平 新書

「それが現実だ」「現実を見ろ」「現実は厳しい」……その「現実」からぼちぼち脱出しませんか?


・スペースシャワーネットワーク「バロウズ/ウォーホル秘蔵テープ」
\2,500 著:ヴィクター・ボクリス 山形浩生  A5

実は晩年、親密な関係にあったウィリアム・バロウズとアンディ・ウォーホル。
その密談をセッティングした、ヴィクター・ボクリスによる秘蔵テープ をお蔵出し。


・阪急コミュニケーションズ「Pen  BOOKS 創造の現場」 
¥2,400 写真:ベンジャミン・リー 編集:ペン編集部 B5変 

世界で活躍する創造者たちがクリエーションを生みだす場所をベンジャミン・リーが写しだす。



・武蔵野美術大学出版局「必然的にばらばらなものが生まれてくる」

¥3,000 著:田中功起 A5

今この時代に「つくること」の意味を記録し続ける田中の作品に出逢う時、あなたは何を思う…。
第55回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館代表アーティストとして、
特別表彰を受賞した田中功起の本。

■絵本■+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+
・グラフィック社「かげのむこうに 」
¥1,700 著:ヴィルジニア・アラガ・ド・マレルブ  A4変

切り絵のページから少し覗く動物を、ことば遊びになっている文章から想像したり、
切り絵が作る影を動物に落として、角度によって変わる幻影を楽しむアート絵本。



・大日本絵画「芸術ってどんなもの? 体験しよう!近代彫刻の歴史」 

¥3.000 著:ジェームス・ダイアズ デビッド・A・カーター 9/24発売

芸術ってどんなもの?石器時代から現代までの彫刻の歴史はもちろん、
オーギュスト・ロダン、パブロ・ピカソ、イサム・ノグチなど近代彫刻の10人の奇才も紹介。


・美術出版社(三和図書)「画家のものがたり絵本  ぼ くはクロード・ モネ」
¥1,500 著:林 綾野 A4

モネは、どこで生まれ、誰と出会い、何を思い絵を描いたのか?
画家の足跡をたどる「画家のものがたり絵本」第二弾。


■建築+デザイン+音楽■+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+
・王国社「プロフェッショナルとは何か 若き建築家のため」
\1,850  著:香山壽夫 B6

建築家の日常と仕事、建 築の経験、建築の持続などについて、若き研究者に向って語る。


・鹿島出版会「建築家ピエール・シャローとガラスの家」 

¥3,200 著:ポンピデュー・センター パリ国立近代美術館 パナソニック汐留ミュージアム B5
アール・デコを革新した優美な家具から、工業製品を生かしたモダンデザイ ンまで、
家具・装飾・建築を融合させた稀代の造形力をたどる。


・工作舎「文字の霊力」
¥2,800 著:杉浦康平 A5判変

松岡正剛との対談に始まる、文字文化に焦点を当てた論考集。
グラフィックデザイン界を先導してきた著者が「漢字」の諸相をひも解く。



・繊研新聞社「楽しく学ぶファッションドローイングテクニックCD-ROM付」

¥3,000 著:鄭貞子 26cm 

自分の考えやひらめきを気持ちのままに描けるように、基本から応用まで楽しくていねいに導く一 冊。


・青土社「らしい」建築批判
¥2,400  飯島洋一 著 46版

国家と資本の論理から逃れられない絶望の中、未来の建築をいかに構想することができるのか。


・創元社「ぬりえ天平文様」
¥1,000 著:藤野千代 257mm × 257mm

正倉院で1300年間守り伝えられてきた宝物の文様をイラスト化、デザイン化し、美しい塗り絵に。


・筑摩書房「グレン・グールド ─未来のピアニスト 」
¥1,200 著:青柳いづみこ 文庫

20世紀をかけぬけた衝撃の演奏家の遺した謎をピアニストの視点で追い究め、
ライヴ演奏にも着目、つねに斬新な魅惑と可能性に迫る。


・D&DEPARTMENT「デザイン物産2014」
¥2,222  著:ナガオカケンメイ D&DEPARTMENTPROJECT A5 画像なし

全国各地の伝統と、それが進化した形を集め日本のものづくりの「原点」と「進化」の
関係を読み解く。


・文藝春秋「小澤征爾 覇者の法則」
¥800 著:中野雄 新書


■サブカルチャー■+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・+・
・朝日出版社「ばらの夢折り紙」
¥2,000 著:川崎敏和 B5

本物そっくりのばらの折り紙を紹介。実際に折る動画DVD付き。


・河出書房新社「4色ボールペンで毎日楽しいイラスト手帳2015」
¥1,400  著:Igloo*dining* B6

「4色ボールペンイラスト」で日々が楽しくなる手帳!手帳にぴったりのアイコンの描き方も多数収録。
BIC4色ボールペン付き!



・勁草書房「知覚の哲学入門」

¥3,000 著:ウィリアム・フィッシュ 著:源河享 国領佳樹 新川拓哉 山田圭一 A5

.心の哲学や分析形而上学、認識論、認知科学の成果を踏まえることで、
改めて注目を集める知覚についての哲学をわかりやすく解説。


・新潮社「とんぼの本つげ義春―夢と 旅の 世界―」
¥1,800 著:つげ義春 B5 

不気味、だけどクセになる。あの名作の原画も初公開!
シュールな“夢”と懐かし い“旅”の世界が、リアルな姿で浮かびあがる。


・誠文堂新光社「月」
¥1,000 著:榎本司 A5

日々の喧騒を忘れ、ゆるやかな世界へと引き込まれる一冊。



・世界文化社「落ち葉の呼び名事典」

¥1,500 著:亀田龍吉 A5 画像なし 9/20発売 

身近な落ち葉80種を400点のカラー写真で紹介した、今までにない木の葉図鑑!


・平凡社「種村季弘の眼 迷宮の美術家たち」
\2,000 編:柿沼裕朋 A5

没後10年の展覧会図録兼ねた怪物タネムラの美術ラビリントス。
ヤンセン、ベルメールから横尾忠則、四谷シモンまで130点を収録。


・悠書館「西洋【珍】職業づくし―数奇な稼業の物語― 」 
¥2,800 著:ミヒャエラ・フィーザー 挿絵:イルメラ・シャウツ 46 版

コーヒー嗅ぎ担当兵、気送郵便局員、何でも呑みます屋、移動貸しトイレ業……
今では姿を消してしまった数々の職業の背後にどんな仕事が、どんな日常が、
そして社会のどんな発展が隠されていたのか?



・六耀社「ルーシー・リーモダニズムの陶芸家」

\5,400 著:エマニエル・クーパー B5

今まで知られていなかった彼女のウィーン時代を明らかにし、
ロンドンに渡り亡くなるまでの生涯と作品、また技法を網羅する、包括的かつ本格的な伝記。

サンフランシスコからボストン、ウィーンへ。なぜ彼だけが「世界のオザワ」となり得たのか。



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