芸術広場|Office I Ikegami blog

新刊案内 2015年2月号

西洋美術

・角川書店「名画の暗号」
¥1,600  著: 西岡文彦 B6


名画に隠れた真実のコードを解き明かす、エンタメ的読み応えたっぷりの美術鑑賞ガイド。美術史を代表する画家たちがキャンバスに忍ばせたメッセージを、彼らの生涯や作品制 作の背景と共に書き下ろす。


・東京書籍 「世界アート鑑賞図鑑」 
¥4,900  著:スティーヴン・ファージング、樺山紘一 B5


世界的な芸術作品を 年代順に紹介。作品の全体解説と細部を検証した部分図解説により、作品の詳細な理解ができる。絵画のみならず、彫刻から写真、パフォーマンスまで、すべてのアー ト・ジャンルを網羅した美術ガイド。


・白水社 「ピカソ1 神童 1881-1906」
¥12,000 著:ジョ ン・リチャードソン、木下哲夫  A5


膨大な新資料を駆使し、二十世紀最高の芸術家の人生と作品を深い理解とともに丹念にた どる。待望の邦訳、第一巻刊行!


・小学館 「フェルメールと「風俗画」の巨匠たち ルーヴル美 術館の名画」 
¥2,300   著:尾崎彰宏  B5


ヨー ロッパ 絵画の巨匠たちによる「風俗画」の名画の数々を美麗な図版で紹介。その読み解き方や魅力を、詳細な拡大図も用いて解説。さらに日本が誇る「風俗画」である浮世絵との比較で、理解 と親近感を深める。


・大和書房 だいわ文庫「6つのキーワードで読み解く西洋絵画の謎」
¥740  著:千足伸行


世は移るとも「名画」といわれる西洋絵画の数々を、5つの柱でざっくり読み解く。絵の「謎解き」がすらすらできる、新しい美術入門!


・日本図書センター 「ふ し ぎ? なるほど!西洋美術たんけん 第3巻 自由にぼうけん!色とかたち(19世紀~現代)」
¥3,600  著:池上英洋 A4


西洋美術を代表する彫刻、絵画、工芸などから、子どもが親しみやすい作品を選び、鑑賞 のポイントを解説。大胆なレイアウトで、美術作品を中心に見開きごとに構成。時代別に3 巻に分けて紹介。


日本美術

・ 東京美術 「橋口五葉 装飾への情熱」
¥2,600  著:橋口五葉、西山純子 B5


漱石がいち早く認め、愛したデザイン感覚。 『吾 輩ハ猫デアル』の装幀で有 名な橋口五葉の多彩な創作活動の中から、装幀本、版画を中心に「装飾芸術家」 五 葉の 秀作を厳選。時代の感性をリードした五葉の芸術に迫 る。


・ 東京美術 「鈴木其一 琳派を超えた異才」
¥2,800   著:鈴木其一、河野元昭 B5


琳派の伝統を受け継ぎながら、まったく新 しい 表現 に到 達した江戸時代の画 家、鈴木其一。今や江戸時代の絵画を語る際になくてはならない画家のひと りとなった其一の作品を、3つの落款の時代 に分けて紹介。


・ 求龍堂 「藤田嗣治とは誰か」
¥2,600  著:矢内みどり B6


近代日本美術史の上で最も重要な位置にある 画家 のひとり、藤田嗣治。未発 表資料、遺族への綿密な取材、親しく交流を持った人々との手紙など第一級 資料をもとに検証する、謎多き 画家「フジタ」の真実に迫る人物伝。


・ 青幻舎 「小林清親」  ¥2,400
著:小林清親、東京都練馬区立美術館、静岡市美術館 A5


「将 軍直属の御家人」は「最後の浮世絵師」に なった…。没後100年小林清親 展の公式図録。西洋絵画の技法をもとに開発した「光線 画」 をは じ め、肉筆画、風刺画、戦 争画など貴重資料を掲載。



・藤原書店 「国境を 越えた日本美術史」
¥4,800   著:ヘクター・マクドネル A5


一般的に、西欧における日本趣味(ジャポニ ス ム)は、1900年を境に沈静化したと言われ る。しかし、実はその時期に、趣味としてのジャポニスムから 本格的な日本美術・工芸研究(ジャポノロ ジー)へと 成熟したのだった。永井荷風も注目していた日本美術の 在野の研究家、ジョルジュ・ド・トレッサン の目から見た日本美術の奥深い魅力に迫る。


・河出書房新社 「京の色百科」
¥2,700  著: 河出書房新社編集部 B5変


古来、都を彩ってきた伝統色の数々を、京の 風物 を撮った美しい写真とともに紹介。色の名の由来、色の歳時記、色をめぐる秀逸 なエッセイも。オールカラー。


・講談社 「東山魁夷ART BOX 美の眼差し」 
¥2,100  著:東山すみ、野地 耕一郎 B5


東山魁夷の画業を時代ごとに分 け、代表的な作品と関連の深い蒐集品を展開。コラムでは魁夷の人となりを知 るスナップも掲載。


現代アート・写真・建築

・河出書房新社 「美貌 帖」
¥2,600   著:金子国義 B6


天性の芸術家、金子國義初の自伝。きらびや かな 幼少 期から、澁澤龍彦、瀧口修造、生田耕作、高橋睦郎、四谷シモン、コシノジュンコ、篠 山紀 信ら との交遊の日々。50枚のアルバムを収録。



・平凡社 コロナ・ブックス「塔本シスコ 絵の手帖」
¥1,600   著:コロナ・ブックス編集部 B5変


濃密な色づかい、画面に重なる過去といま。 明る く、 力強いシスコの画。没後10年、初刊行の画集。


・小学館 「岡本藝術 岡本太郎の仕事 1911~1996→」
¥2,900   著:平野暁臣 A4


岡本太郎が残した作品を年代順に紹介する作 品 集。絵 画や彫刻はもちろんのこと、雑誌の表紙絵やプロダクト商品までを網羅。収録点数はおよ そ400点。貴重なパリ時代から晩年までの 作品を掲載。



・彩流社 「静穏の書 白い街、リスボンへ」
¥2,200   著:杉田敦 B6


リスボンに魅せられたひとりの美術批評によ る写真集。90年代から毎年訪れている白い街リスボンのモノクロ写真を80点収録。1755年のリ スボン大震災と2011年3月11日を往還 しながら綴られる テキスト。


・ ナナロク社 「写訳 春と修羅」 ¥1,600
著:齋藤陽道、宮沢賢治 B6

NHK Eテレの「ハートネットTV」で取り上げられるなど、注目の写真家、齋藤陽道による3冊目の本。宮沢賢治の詩を「写訳」(写真で詩を翻訳すること)した、これまでにない奇妙で美しい 作品集。



・青弓社 「現代日本写真アーカイブ 震災以後の写真表現 2011-2013」
¥5,000  著:飯沢耕太郎


飯沢耕太郎が美術館から画廊、小 さな アト リエや仮設の会場まで、足で回って写真作品を実際に鑑賞し、それを紹介・批評した3年間の「震 災後の写真」の記録をすべて収録。現代日本写真を知るための「読 む写 真事 典」。


・ 文藝春秋 文春文庫「思想する 住宅」
¥630  著:林望


マイホームは北向きに限る?和 室は不要?リンボウ先生が、自 身の経験やイギ リスでの見聞から、理想の家について縦横無尽に語る。


デザイン・工芸

・グラフィック社 「展覧会のグラフィックデザイン」
¥2,200  著:グラフィック社、フレア B5


ポスター、チラシなど展覧会の 宣伝 物に は個性的なデザインや凝った印刷加工が 多く、デザインの現場で参考になる要素が満載。展覧会にまつわる印刷物100点超の事例からデザインの工夫を解説する。


・パイインターナショナル 「デザインで地域を元気にする、プロジェクトと仕掛人たち」
¥2,400 B5


デザイン的手法で自治体や地域 を盛り上げるプロデューサーたち。現場の仕組みや職人たちの意識までも改革し、新しい取り組みに挑戦 するデザイナーたち。仕掛人た ちが語る、日本再生の未来。


・平凡社 「山本一洋の世界 プラチナ彩 至高の輝き」
¥3,800  著:山本一洋、井谷善惠 A4


ふたたび、伊万里から世界へ。 かつ て世 界を席巻した伊万里/有田の陶磁器。その伝統を受け継ぎつつ、まったく新しい技法「プラチナ彩」 で 「セラミックの宝石」とも称される作品を作りつづける男の一代記。


・淡交社 淡交新書「近代茶人の肖像」
¥1,200   著:依田徹


激変する世相の中、日本人は茶 の湯に向かった。皇 族・華族・実業家・学者・料 理人…。近代に茶を楽しんだ20人の茶の湯と人生を豊富な 逸話 と共 に取り上げ、それぞれの茶の湯の楽 しみ方を見つめる。



・角川書店 ソフィア文庫「千代紙 CHIYOGAMI」
¥920 著:小林 一夫


眺めるだけでも楽しい華やかな千代紙の歴史をひもとき、「麻の葉」「七宝」「鹿の子」など名称も美しい伝統柄をはじめ、江戸の人々の粋な感性が表現された文様を約200種オールカラーで掲載。


・角川書店 ソフィア文庫「根付 NETSUKE」
¥920  著:駒田 牧子


わずか数センチメートルの小さな工芸品・根付。 仏像彫刻と違い、民間から生まれた日本特有の文化である。動物や食べ物などの豊富な題材、艶めく表情など、日本人の遊び心と繊細な技術を味わう入門書。


文芸・絵本

・河出書房新社 「妄想科学小説」
¥1,600  著:赤瀬川原平 B6


連続自殺未遂犯に死刑判決が下る「人殺し」 をはじめ、抱腹絶倒のショートショート集 35連発。76~79年の連載を遂に単行本化。


・鹿島出版会 「歩くこどもの感性空間」
¥3,600  著:千代章一郎  A5


「歩くこと」は都市空間において触角を喚起し、 そこに愛着が生まれ、共感を促す。日常生活でのこども環境を研究した著者とこ ども たち との記録。


・ DU BOOKS 「メモリースティック ポップカルチャーと社会をつなぐやり方」
¥1,600  著:九龍ジョー 46


インディペンデントな手法で世界を切り拓く音楽家や 映画人、若者のリアリティを切り取る芸術家や演劇人たち、セクシャリティの隘路をゆく表現の数々、ネタとベタの虚実皮膜を扱うお笑いやプロレスの新しい潮流、落語や歌舞伎など伝統芸能に潜むポテンシャル…、 ポップカルチャーを通じて社会の変容を描く。


・青土社 「ポストモダンの50人」
¥2,800  著:スチュアート・シム、田中裕介 46


思想家・哲学者のみならず、建築家・小説家・作曲家・映画監督までをも含むキーパーソン50人を紹介し、現代の文化・社会状況を浮かび上がらせる。 売れ行き 好調・好評シリーズからの邦訳新刊。



・講談社 「ニャーヴル美術館 ねこあーとinルーヴル」
¥2,400  著:シュー・ヤマモト A5


バラエティ豊かな猫美術の館「ニャーヴル美術館」に 住む「モニャ・リザ」、モニャちゃんが、美術館所蔵のとっておき作品群を紹介・解説。彫刻から風俗画まで、猫美術の神髄が楽しめる1冊。


・西村書店 「ぼくは建築家ヤング・フランク」
¥1,500  著:フランク・ビバ、前島美知子、坂茂 A4


ヤング・フランクは、建築家のおじいさん、 オールド・フランクとニューヨークに住んでいる。ふたり は、有名な建築家の作品を見に、ニューヨーク近代美術館を訪れ るが…。子どもの創造力を高めるMoMA発の絵本。


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