芸術広場|Office I Ikegami blog

新刊案内 2015年6月号

・求龍堂 「ヘレン・シャルフベック 魂のまなざし」
¥2,130 著: ヘレ ン・シャルフベック、佐藤直樹 A4


独立前後のフィンランドという新しい国が誕生する激動の さなかで、様々な人々と運命を共にしながら、
対象をそして自分自身を見つめる、シャルフベックの魂の軌跡をたどる日本初の画集。


・創元社 「謎解き錯視 傑作135選」 ¥1,500
著:ジャンニ・A.サルコーネ、北川玲 B5


だまし絵に潜む「隠されたもの」を探し出す喜びは、今も変わらず生き続けている。時代を越え世界中で人々を魅了し続けてきた、錯視芸術の傑作を135点厳選、クイズ形式の解説文を付した楽しい1冊。


・彩流社 「美術っておもしろい!① ニッポン再発見:ジャポニスムと印象派」
¥1,600  著: 小池寿子 B5変


子どもから大人までが楽しめる「美術っておもしろい!」シリーズ第一弾!19世紀後半に ヨー ロッパ で起きた、空前の日本ブーム「ジャポニスム」をきっかけに、印象派を代表する画家モネの作品と生涯を 中心 に紹介。



・芸術新聞社 「名画の美女から」
¥1,650  著:MAYUKO 四六判


ルネサンス絵画から印象派、ラファエル前派まで、女性を美しく描きたいという思いは、流派は違えど長らく画家たちを駆り立ててきた。「名作」と呼ばれる作品のなか から美女53人を選りすぐり、 集めた名画・名言集。


・工作舎 「中世パリの装飾写本」 
¥3,800  著:前川久美子 A5


13〜15世紀初めのパリでは、美しく豪華な装飾写本が多 数生みだされた。そのモチーフ や構図などを一つひとつ読み解き、中世における書物・読書の姿を描きだす。本邦初の本格的手引き登場。


・平凡社 「仰向けの言葉」 
¥2,500  著:堀江敏幸 A5


作家は芸術にどう向き合い、どう表現するのか。 絵、版画、写真、その作家たちをめぐる散文を収めた、著者初の芸術論集。駒井哲郎、松本峻介、ギベール、モランディ、ビュフェほか 27篇を収録。


・みすず書房 「イングランド炭鉱町の画家たち」 
¥5,800  著:ウィリアム・フィーヴァー、乾由紀子 A5


イングランド最北部の炭鉱町アシントンにかつて存在した画家グループ。
鉱夫としての仕事や暮しを活写した絵画は今も新鮮。カラー図 版多 数。


・水声社 「変動期の画家」
¥5,000  著:山口泰二 A5


表現の自由が奪われた時代の画 家たち。社会状況と格闘しなが ら、絵画の可能性に挑んだ松本竣介、柳瀬正夢、永田一 脩、小野忠重、鳥居敏文。彼ら が貫いた精神と表現世界とは何 か。
そこから生み出された絵画とは。


・ぴあ 「東海美仏散歩」
¥1,300  A5


愛知・尾張に集中する鋳鉄地蔵、岐阜・ 美濃 生まれの “微笑みの仏”円空仏…。東海地方は知られざる仏像大国。当代一の見仏家にして仏展大使を 歴任するみうらじゅんが案内する、東海愛しの仏像めぐり。


・河出書房新社 「江戸の動植物画譜」
¥2,400 著:狩野博幸 B5 変


花鳥、獣、虫、魚介、迷鳥・珍獣…江戸期に盛んとなった、確かな観察眼に基づいた精緻な動植物画の世界を、ビジュアルたっぷりに紹介。ユニークな日本美術史の1ページ。オールカラー。


・幻戯書房 「線で読み解く日本の名画」 
¥3,000  著:安村敏信  四六判


モノをカタチづくる「輪郭線」と、画家 たち はいかに格闘してきたのか?奈良時代の落書 きから浮世絵、近代画まで、美術史1200年を新しい視点で読み返す日本絵画案内。



・講談社 「戦争画とニッポン」 
¥2,000  著:会田誠、椹木野衣 A5


日本絵画史から抜け落ちた「戦争画」とは何か。
会田誠と 椹木野衣が真摯に考え、語り尽くした熱い記録。今、見るべき戦争画とは。


・東京美術 「絵師別 江戸絵画入門」
¥2,000  著:安村敏信 A5


江戸前史の桃山絵画を序章として、江戸期に活躍した個性豊かな絵師たちを年代順に紹介。
それぞれの絵師の特色や作品の見どころを中心に解説し、鑑賞のポイントやエピソードも盛り込んで、絵師たちの素顔もかいまみることもできる楽しいガイド。


・武蔵野美術大学出版局 「キュレーターの極上芸術案内」
¥2,000  著:新見隆 四六判


ニューヨーク、京都、ウィー ン、大分…各地を飛び回り、展覧会準備をする著者が〈つくる・見る・聴く・読む・味わう〉五感の旅へ誘う、究極のガイドブック。


現代アート・写真・建築

・光村図書出版 「エグゼクティブは美術館に集う」 
¥1,950  著:奥村高明 A5


忙しいNYのビジネスマンがな ぜ美術館に足を運ぶのか。アートを学ぶことは、教養を広げるだけでなく、創造性を高め、複合的な現代ビジネスの問題を解く能力が身につく。
美術鑑賞の重要性を多様な角度から示した書。



・小学館 「日本列島「現代アート」を旅する」 
¥760  著: 秋元雄史 新書


日本に数多ある現代アート作品の中から、これだけは絶対見ておきたい傑作10点を選び抜いて紹介。
それぞれの作品の楽しみ方、アーティストの人となりから、作品が 生まれた時代背景まで詳しく解説。



・フォイル 「EMOTIONAL JOURNEY」
¥2,980 著:大宮エリー A4


ボーダレスに活動し、あらゆるジャンルから注目されている大宮エリーが画家としてデビュー。
代官山ヒルサイドテラスで好評を博した展覧会の作品を中心に、これまで制作したペインティングやドローイングを一挙掲載。


・青土社 「ユリイカ 2015年7月臨時増刊号〈総特集〉金子國義の世界」
¥1,900 A5


「金子國義の世界」を総特集。 コシノジュンコらによる「エッセー」、高橋睦郎らによる 「頌」、四谷シモン×佐野史郎の「対 話」、インタヴュー「幸運はい つも向こうからやってきた」などで構成。


・NOHARA 「frame and refrain」
¥2,800  著:杉戸洋 A5 大型本


国内美術館での個展が相次ぐ、注目の画 家の 10 年ぶりとなる作品集。
古典的な額縁をもつ油彩と無額装、イン スタ レー ショ ンの約50点を組み合わせた「杉戸洋 frame and refrain」展の作品と描き下しドローイングを収録。【限定1000 部】


・青幻舎 「In the Wake 震災以後:日本の写真家 がとらえた3.11」
¥7,800 著:新井卓、荒木経 惟、川内倫子、他 規格外


写真家たちは、何を掴み、何を伝えてい くの か…。日本美術と写真に関わりの深いボストン美術館が、多様な15人の日本の写真家に参加を要 請。 「3.11」と 「写真」の関わりを検証した画期的な試み。


・アマナ 「BAU」
¥3,500  著:鈴木崇


「BAU」 は写真というメディアを通して、写真を見ることの意味に向き合ってきた鈴木崇の代表作。
カラフルなスポンジを組み合わせて様々なフォルムを構築していく意欲作で、昨年オランダの写真フェア「Unseen」でも人気を 博し た。作品とほぼ同寸のコンパクトなサイズながら、 500点にも及ぶシリー ズの全作品を収めたボリュームある一冊。※4種ある表紙の選択はお任せください



・アマナ 「ARCA」
¥3,000  著:鈴木崇


「ARCA」 は、現象である影を正面から写した作品 シ リー ズ。大判カメラで撮影し、大きく引き伸ばされたイメージ は、輪郭やサイズなどの情報が奪われ影本来の持つ意味を超えた新しい構造物として表出す。
「BAU」 と対をなす「ARCA」の全11作品を収めた大判写真集。


・エクスナレッジ 「日本の最も美しい図書館」
¥1,800  著:立野井一恵 B5


一度は訪れたい、日本の美しすぎる図書 館。 歴史的な 建物を今も使い続けているレトロ図書館からモダニズム図書館、最新の図書館まで。 読書 に集 中できなくなるほどに美しい41館を厳選。


・みすず書房 「空気感(アトモスフェア)」 
¥3,400  著:ペーター・ツムトア、鈴木仁子 A5変


スイス建築の巨匠ツムトア。「心に触れる建物を生み出したい」と語る氏が、意を注ぎ検討する9+3つの観点を具体的に明かす講演集。


デザイン・工芸

・CCCメディアハウス 「GO チップ・ キッドのグラフィックデザイン・ガイド」
 ¥3,200  著:チップ・キッド B5


村上春樹作品の米国版すべての装丁を手掛ける チップ・ キッドが、形、色、タイポグラフィなど、デザインの基本をまとめた。「世界で最も有名な ブッ クデ ザイナー」による入門書。



・グラフィック社 「女性をひきつける配色パターン」
¥1,800  著:iyamadesign A5


マスキングテープなどのデザインを手がけるiyamadesignによる配色パターンブック。女性に好まれる配色を「キーワード別」「カラー別」の2つに分け、そのイメージを喚起させる写真とともに紹介。


・パイインターナショナル 「かわいい布ものデザイン」
¥1,800  A5


人気作家10組のオリジナルテキスタイルとその製法、アトリエを紹介。シルクスクリーン・型染 め・泥染め・刺繍・刺子織など、様々な製法の布、161柄がずらりと並んだ、布作り・布使いのアイデアが満載の1冊。


・現代企画室 「alpha books/NIPPON DESIGN」
¥14,000  著:アルファ企画、現代企画室 A4


和とモダンテイストがミックスされた現 代の “ニッポンらしさ”溢れるお店を紹介。菓子、食品、雑貨店53店舗の外観、内装、グラフィックデザインを 収録。お店の雰囲気やコンセプトなどもよくわかる内容。


・DU BOOKS 「世界のデザイン雑誌100」
¥5,000 著: スティーブン・ヘラー、ジェイ ソン・ゴッドフリー A4変


ビジュアルやアイデアの情報 源!デザイナー必携のリファレ ンスブック。商業芸術としての ポスター、広告、グラフィックデザインと いうジャンルを築き、時代を リー ドした主要な100誌を紹介。



・角川学芸出版 角川ソフィア文庫「美しいもの 白洲正子エッセイ集〈美術〉」
¥760 著:白洲正子、青柳恵介


絵巻物や屏風、扇面、掛幅などの絵画、 光 悦・乾 山や魯山人などのやきもの、能装束や辻ケ花などの着物、円空や白鳳時代の仏像、硯箱か ら印 篭までの漆工芸など、白洲流の美の発見と古 美術に寄せる思いを語る。


・淡交社 淡交新書「中国・韓国やきものと茶文化をめぐる旅」
¥1,200  著:谷晃


中国・韓国・ベトナム・タイにおける、やきものや茶文化について、実見した事柄を現地で撮りためた写真を豊富に用いて紹介。各地に古茶樹や現地で飲まれる茶とその文化のあり様など、軽快に語る。



・誠文堂新光社 「英語訳付き 竹かごハンドブック」
¥1,600  著:竹かご部 A5


素材、技法、歴史などの“竹か ごの基礎知識”だけでなく、人気作家が手作りした竹かごを通じて、制作のこだわりや暮らしの中で の使い方も紹介。竹かごの魅力 と竹かごのある日本の暮らしがわかる1冊。


・講談社 講談社学術文庫 「手仕事の日本」
¥820 著:柳宗悦


民衆の日用品の素朴な美を求めて全国各地を調査・蒐集、自らの目で見、選び取った正しい美しさを持つ手仕事を紹介した日本民藝案内記。


・思文閣出版 「茶と室内デザイン」
¥3,500 著:小泉和子 B5


日本的とされる日本住宅の室内デザイン はほ とんどが茶によって育まれた。
茶が日本住宅の室内意匠に与えた影響について、それぞれの専門の立場からの論考を収録し、茶道と室内デザインの関係性を考える。


・世界文化社 「西陣 織屋のおぼえ書き」
¥2,000  著:高尾弘 A5


京都・西陣織りの重鎮、高尾弘氏(帯・着物の 製造販売「桝屋高尾」社長)が染織の歴史と、京の匠の独創的な世界、復元の苦労話をまとめた、きもの専門書。


絵本・文芸・サブカルチャー


・玄光社 「クリエイター おすすめの絵本650冊」
¥1,600  A4変


総勢130名のクリエイターが、大好きな絵本やおすすめの 絵本を紹介。さらに、おすすめの書店&図書 館、美術館&ギャラリーも作家のコメント付きで掲載。
谷川俊太郎 ×皆川明の対談なども収録。


・実業之日本社 「ビジードッグ」
 ¥1,200 著: リサ&ヨ ハンナ・ラーソン、ジェーム ス・ブレーク、角田光代  B5


北欧の陶芸家として人気のリ サ・ラーソンの絵本。
大忙しのイヌが主人公で、ク スッと笑えるストーリー。角田 光代訳。


・大日本絵画 めくりしかけえほん「とりがにげた」
 ¥1,700 著:フランシス・リン カー ン・チルドレンズ・ブックス、レスリー・ バーンズ A4


むかし、とりをかっている小さなプリンセスがいた。美しいとりのなきごえは、へやにひびきわたった。
プリンセスがとりかごをしめわすれてしまう日までは…。めくりをあけて、とりを自由にしてあげよう。


・青幻舎 猫のパラパラブックス「猫のプロポーズ」
¥1,000  著:浅生ハルミン


「猫のパラパラブックス」第7弾!人気イ ラストレーター、浅生ハルミンのゆる可愛い猫がアニメーションのごとく動き回 る手のひらのエンターテインメント。


・青幻舎 折り紙カードブック「折りCA6 東京おり」
¥1,200  A5変


東京の“今”から、江戸風情を思わせる趣あるモチーフまで、24種の折り紙を収録。
日本文化のエッセンス満載で、 お土産や海外の方へのプレゼン トにもぴったりな1冊。


・武蔵野美術大学出版局 「表現者のための憲法入門」
¥2,000  著:志田陽子 A5



表現の自由とは。知る権利と は。保障される内容と国家の仕 組みを、憲法の条文に基づき豊富な事例で学ぶ入門書。国際 社会のなかでの日本をみつめ、表現者として憲法の扉を叩く。



・朝日出版社 「断片的なものの社会学」
¥1,560  著:岸政彦 B6


路上のギター弾き、夜の仕事、 元ヤクザ…。人の語りを聞くということは、ある人生のなかに入っていくということ。社会学者が実 際に出会った「解釈できない出 来事」をめぐるエッセイ。


・小学館 「もののはずみ」
¥570 著:堀江敏幸 文庫


こんな「がらくた」ばかり集め ていったいなんの役に立つの か?フランスで出会った「も の」たちの「語り」を綴った幸福感溢れる 名エッセイ、書き下ろしを加え て待望の復刊。


・筑摩書房 ちくま文庫「痕跡本の世界 古本に残された不思議な何か」
¥780 著:古沢和宏


古本には前の持ち主の書き込み や手紙、袋とじなど様々な痕跡 が残されている。そこから想像がかきたてられる。新たな古本の愉しみ方。


・思文閣出版 「日仏マンガの交流」
¥2,800  著:石毛弓、小林宣之、柏木隆雄 A5


大手前大学で行われた日仏文化 交流シンポジウムの成果。日仏 両国および海外のマンガ/バンド・デシネ文化について、各国の特質と相互の交流を、特徴・受容・翻訳などの視点から考察する。



・国書刊行会 「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム from 1989」
 ¥2,500 著: 中野晴行、氷川竜介、さやわか  B5変


手塚治虫が没した1989年か ら現在までの25年間に焦点をあて、複合的メディア表現として深化している
日本のマンガ、アニメ、ゲームを総合的に展望し、150作品・300点以上の図版でその魅力をたどる。


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