芸術広場|Office I Ikegami blog

新刊案内 2015年7、8月号

西洋美術

・エクスナレッジ「名画のネコはなんでも知っている」
¥1,600  著:エクスナレッジ A5


時代を超えて名画の中に多数描かれているネコには、画家、芸術家の秘めたる思いがネコたちには込められていた。


・生活の友社 「眼脳芸術論」
¥7,000 著:深作秀春 A4

眼科学と脳科学から解き明かす絵画の世界、視覚の医学的な根拠をベースに名画を読み解く。



・筑摩書房 「モチーフで読む美術史2 (ちくま文庫) 」
¥840 著:宮下規久朗 文庫

絵の中に描かれた代表的なテーマを手掛かりに美術を読み解く入門書、第二弾。
壁画から襖絵まで和洋幅広いジャンルを網羅。


・中央公論新社「ルネサンス/中公クラシックス」 
¥1,600  著:ペイター B6


19世紀の欧州で唯美主義を提唱したペイターの代表作。
格調高い文章で織りあげられた考察は美術思想史に大きな足跡を遺している。


・白水社「祝宴の時代 ~ベル・エポックと「アヴァンギャルド」の誕生 ~」 
¥4,400 著:ロジャー・シャタック  46版

ルソー、サティ、ジャリ、アポリネール、時代を画した四人の人生と作品から「前衛」誕生の背景を解き明かす。



・文藝春秋 「名画の謎 ギリシャ神話篇」
¥650 著:中野京子 文庫

人気の『名画の謎』シリーズ文庫化第一弾!
神々の刺激的な物語を絵画と名文で味わう最高のエンターテインメント!


・文藝春秋 「名画の謎 対決篇」
¥1,650 著:中野京子 46版

横たわる美女、片や絶讃、片や大スキャンダル!?
同様の題材や図柄なのに、その意味や世の評価は時に正反対。
人気シリーズ第4弾は様々な観点から2点の絵を対決、真相を紐解く。


日本美術

・求龍堂「舟越桂 私の中のスフィンクス」
¥2,300 著:舟越桂 A4

1980年代から 最新 作ま での彫刻32点、ドローイング・版画38点を掲載。


・小学館 「ほとけさまの図鑑」
¥1,100 著:薮内佐斗司 B5

知識ゼロでもすぐにわかる仏像拝観の手引。
籔内佐斗司が、かわいらしい44体の「ほとけさまキャラ」に書き下ろして解説。


・東京美術 「かわいい妖怪画」
¥1600  著:湯本豪一 A5


わが国最強の妖怪画&グッズコレクターが自慢のコレクションを中心に豊かな妖怪文化をひもとく、異色の妖怪入門書。


・ブリュッケ「〈列島〉の絵画「日本画」の レイト・スタイル 」
¥3,800 著: 北澤憲昭 B6


「「日本画」の可能性」「「書画」の現在性」「「日本画」のレイト・スタイル」「諏訪直樹論」の4章で構成。「日本画」の状況は変わりうるのか。


現代アート・デザイン

・アート・トレイス「ART TRACE PRESS 03 特集ブラック・マ ウンテン・カレッジ」  
¥2,500 編:松浦寿夫 林道郎 A5

http://www.arttrace.org/books/details/atpress/atpress03.html
2013年 9月 開催 の、田中正之 × 林道郎 × 松浦寿夫による座談会を収録。
山口庸子、齋藤 直子、原成吉、松浦寿夫による書き下ろしテキストも掲載。


・紀伊国屋書店「巨大化する現代アートビジネス」
¥2,100 著:ダニエル・グラネ カトリーヌ・ラムール B6

アートビジネスはいかに機能しているのか?
業界を牛耳る100人の思惑が入り乱れるアートの現場に果敢に斬りこむノンフィクション。



・水曜社「トリエンナーレはなにをめざすのか」
¥3,000 著:吉田隆之 A5 画像なし

都市型芸術祭の今後の 方向性に焦点を当て意義と継続の道筋を示す。


・誠文堂新光社 「○○化するデザイン」
¥1,000 編:公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会 B5

現存の境界線を越えて、表現の場を拡大している現代のグラフィックデザインにおいて、各デザイナーはどのような思考プロセスを踏んでいるのか。そのプロセスや展開を掘り下げる。



・パルコ出版 「groovisions highlight」
¥3,600  著:パルコ 27x 23

あらゆるメディアを疾駆するデザインスタジオ、GROOVISIONSの作品集第2弾。
作品解説も充実した、彼らのスタイルを視覚的に感じとることができるユニークな作品集。


・美学出版 「デザイン・ジャーナリズム」
¥2,800 著:森山明子 A5

昭和から今日まで、めまぐるしく移り変わるデザイン。
デザインジャーナリストとして、その現場に立ち会った著者の執筆活動から厳選して編んだ一書。



・六耀社 「体感するサインデザイン」
¥2,800 著:宮崎桂 A5

実際に敷設されたサインデザインを、理論ではなく、視覚を通じて理解してもらうべく、ビジュアルで構成された1冊。


建築・写真

・左右社 「応答 漂うモダニズム」
¥2,900 編集:槇文彦・真壁智治 46版

設計の自由がますます失われる建築家、建築に未来はあるのか。
伊東豊雄、塚本由晴、藤村龍至ら幅広い世代からの応答と、槇文彦からのさらなる回答を収録した建築の希望を探る注目の1冊。


・青幻舎「村野藤吾の建築 模型が語る豊饒な世界」
¥2,700 著:村野藤吾 A5

現存作をはじめ、消滅・改修が進む名建築の数々を、図面解読により制作した精巧模型80点と貴重資料により、その全貌を伝える。



・青土社 「潟と里山」 著:石川直樹
¥4,800 著:石川直樹 A4 

なぜ風景がそう呼ばれて来たのかを、新潟の風土のなかから抽出し、連携させることで、人と大地と水と風が交錯する異次元の集合体としての潟=風景を浮かび上がらせる。


音楽

 
・彩流社「J−POP文化論」
¥1,800  著:宮入恭平 46版 

「社会背景がJ – POPに影響をもたらす」という視座にもとづいてJ – POPについて、これまで行われてきた数多ある議論を再確認する。



・春秋社 「ヴァイオリニストの領分」
¥2,000 著:堀米ゆず子 46版 

世界の聴衆を魅了する名器グァルネリの息吹き。弾き続けるための心と体とテクニック、孤独なソリストに課せられた探究の心、世界第一線で活躍する名ヴァイオリニストのエッセイ集。


・中央公論新社「名曲決定盤 上 器楽・室内楽篇 改版」
¥1,000 著:あらえびす 文庫

クライスラー、エルマン、ティボーの歴史的名演奏をはじめ、コルトー、カサルスなど苦心の蒐集レコード一万枚をもとに、鋭い審美の耳と情熱的な筆で音楽を語る。



・中央公論新社「名曲決定盤 下 声楽・管弦楽篇」
¥1,000 著:あらえびす 文庫

トスカニーニ、フルトヴェングラーの交響曲、ソプラノのレーマン、バスのシャリアピン、名盤を聴き抜いた耳と情熱の筆が音楽愛・レコード愛を語る。


・悠書館「アリスの奇跡―ホロコーストを生きたピアニスト」
¥2,200 著:キャロライン・ステシンジャー  46版

途方もない悪と憎悪に蹂躙されながらも、音楽を心の糧に、そして唯一の武器として、誇らかに生きつづけたひとりの女性の、驚嘆すべき人生の物語。


サブカルチャー・実用書

・池田書店「新しいキャンプの教科書」
¥1,200 著:STEP CAMP A5

アウトドアの基礎知識と自然の中で快適に過ごすアイディア。キャンプの知識はいざというときに役に立つ!日常から解放されるためのキャン プのススメ。



・岩崎書店「声に出して読みたい 小中学生にもわかる日本国憲法」 
¥1,100 著:齋藤孝 絵:ヨシタケ シンスケ A5

若者に知ってほしい憲法をセレクト。条文をフリップとイラストでわかりやすく解説します。
憲法の力を実感できる本。


・河出書房新社 「青い生きもの図鑑」
¥1,380 監修:小宮輝之 A5

求愛のダンスを踊るアオアシカツオドリ、興奮すると青の斑紋が出るヒョウモンダコ、ホウセキゾウムシ、水色のアマガエル……生物の種を超えて選りすぐりの「青」を鮮やかな生態写真と解説で紹介!


・キノブックス「食器と食パンとペン 私の好きな短歌」 
¥1,600 著:安福望  B6

人気イラストレーターが現代歌人の短歌をモチーフに描く、ふうわりとあなたの毎日に寄り添う短歌×イラストのコラボレーション。


・ グラフィック社 「猫が好き」
¥2,500 著:アヌシュカ・ラヴィシャンカ 絵:デュルガ・バイ 他 A5

インドの出版社『Tara Books』( タラブックス)から、一冊づつ手漉きの紙にシルクスクリーンで刷り、手作業で製本して生まれた特別な一冊。


・慶應大学出版会「アウトテイクス」 
¥2,600 著:小熊英二 46 版

岡倉天心、新渡戸稲造、矢内原忠雄、柳田国男、丸山眞男、大江健三郎、小田実 ――。
日本思想史を彩る思想家の核心に迫り、近代日本社会の集合的な意識のありようを浮き彫りにする。


・芸術新聞社「本の夢 小さな夢の本」
¥2,200  著:田中淑恵 A5

装丁を仕事とし、詩人や作家、著者との交流や読書の記憶から生まれた小さな本。



・京阪神エルマガジン社「アートとデザインを楽しむ京都本」
¥750 著:京都造形芸術大学

ギャラリー、書店、ミュージアム、美仏、名庭、アートな京都みやげなど、京都のアート&デザインな街ガイドに加え、椿 昇、ヤノベケンジ、名和晃平など、京都造形芸術大学ゆかりのアーティストによるプロジェクトも紹介。


・講談社 「即興詩人 新装版」
¥2,700 著:安野光雅 B5

アンデルセンの名作『即興詩人』の世界を、安野光雅が旅し、紀行文と美しいスケッチで再現。



・小学館 「ちいさな おおきなき」
¥1,400 著:夢枕獏 山村浩二

生命が生まれ育まれる誇らかさ、また、世界が育ち広がっていく豊かさ、膨らんでいく欲望が互いをほろぼすむなしさなど、壮大な物語をリズミカルな語りと細密なイラストで描かれます。


・筑摩書房 「アーキテクチャの生態系」
¥820 著:濱野智史 文庫


2ちゃんねる、ニコニコ動画、初音ミク……。
日本独自の進化を遂げたウェブ環境を見渡す、新世代の社会分析。



・東京堂出版「発明とアイデアの文化誌」
¥2,200 著:三 浦基弘 46版

私たちの暮らしを支えている様々なモノの誕生と歴史、そこにあったモノづくりのアイデアやエピソードを技術的視点も交えて紹介。


◆◆◆8月刊行予定◆◆◆

◆アノ二マ・スタジオ 「自然のとびら」
¥2,800 文:ケイ・マグワイ ア 絵:ダニエル・クロル

ゆったりと楽しめる図鑑のような美しい絵本。
庭、野菜畑、森、農場、畑、池、果樹園、街の8つのフィールドで、一年の四季を通じて見られる情景を、色彩豊かなイラストとこまやかな文章で伝えます。


◆エクスナレッジ「世界の美しい階段」
¥1,800 著:エクスナレッジ

大自然に刻まれた「絶景の階段」から建築家が手がけた「名作階段」旅で見かける「街角の階段」まで148例を収録!


◆河出書房新社「やさしい大人の塗り絵 クーピー BOX」
¥2,500 編:河出書房新社編集部

オリジナルセレクトのクーピをセットした画材付きの塗り絵。
季節の花や風景、なつかしのおもちゃや民芸品など、はじめての人にも塗りやすい、人気の絵柄を集めました。


◆グラフィック社「厳選!デザインマンホール大図鑑」
¥1,300   監修:カラーマン ホール研究会 

全国に点在するデザインマンホールの数々を、その意匠、デザイン別に紹介するガイドブック。



◆現代企画室 「蓬莱山 蔡國強と大 地の芸術祭の15年」
¥2,000 著:蔡國強

2015年夏に開催される「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2015」のメインプロジェクトのひとつ、蔡國強の「蓬莱山」。その構想からメイ キング、オープニングイベントまでの全過程のドキュメントブック。


◆勁草書房「分析美学基本論文集」
¥5,000  著:西村清和 A5


 
50年代から現在までの分析美学の代表的な論文を集めた論文集。
「アート」の定義、美的価値など、現代の美学の主要トピックを網羅。


◆彩流社「美しすぎる女神: 神話の世界とルネサンス (「美術っておもしろい!」)」  

子どもから大人までが楽しめる「美術入門」第2弾!
美術の華である女神像を切り口に、美しさの基準はいつ、どのようにできあがったのか、「ルネサンス」に迫ります。



◆左右社 「写真集 花のある遠景」
¥3,000 著:西江雅之 B5 買取 

http://sayusha.com/catalog/books/art/p=isbn9784865281248c0072
文化人類学者・西江雅之の最後の写真集。
半世紀にわたって訪ね歩いたアフリカ、パプアニューギニア、カリブ海域、インド洋などの写真を約90点収載。
(限定1,000部発行)


◆三元社「装飾パターンの法則」 
¥2,500 著:藤田伸 A5 

古今東西の装飾パターンの仕組みが数学の知見をもとに解き明かされる。



◆青弓社「現代美術キュレーター・ハンドブック」
¥2,000  著:難波祐子  46版

キュレーターとはどんな職業であり、その仕事内容はどのようなものなのか。
具体的なハウツー・実務を著者の経験やさまざまなエピソードを交えて解説する。
展示に初めて関わるアーティストはもちろん、全国各地でますます盛んになっているアートプロジェクトや国際展に関わるNPOや民間企業、美術系の学生は必携の一冊。



◆青幻舎「京の美人画100年の系譜 京都市美術館名品集」
¥2,800 著:青幻舎 B5

深い伝統に根差した京都画壇の画家を中心に、美人画の誕生とその変遷を歴史的背景とともに解説した、見て読んで満喫の一書です。


◆誠文堂新光社 「漆塗りの技法書」
¥2,800 著:十時啓悦 工藤茂喜 西川栄明 B5

各種の漆塗りの方法を、数百枚の写真を使って懇切丁寧に解説。
漆芸の基本となる技法を、わかりやすく丁寧に解説した。


◆創元社「アルケミスト双書/ 優美な織物の物語」
¥1,200 著:クリスティーナ・ マーティン B6 

かつて人は、はた織りと織物を魔法や神秘と関係づけて考えてきた。
古代の神話・民話から近代に至るまでの、技術や模様の発展を見る。


◆淡交社「京菓子と琳派」
¥1,800 監修:濱崎加奈子 A5

琳派をテーマに製作された京菓子を紹介しながら、日本文化の奥深さを伝えるための一冊。



◆筑摩書房「名画とは何か」
¥1,000 著:ケネス・クラーク 文庫

西洋美術の碩学が厳選された約40点を紹介。
なぜそれらは時代を超えて感動を呼ぶのか。アートの本当の読み方がわかる極上の手引き。


◆中央公論新社 「ジャポニスムかシノワズリか西洋美術に与えた衝撃」
¥2,000 著:東田雅博

19世紀後半から20世紀前半の西洋で盛行したジャポニスムと、これに先行したシノワズリは、どちらが根底的な影響を与えたのか。


◆白水社「印象派のミューズ ルロル 姉妹と芸術家たちの光と影 」
¥2,800 著:ドミニク・ボ ナ 46版

ルノワール、ドガ、ドビュッシー、ジッド…。姉妹の周囲には常に芸術家や作家がいた。
同じ家に嫁いだ二人に待っていた運命は…。



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