芸術広場|Office I Ikegami blog

新刊案内 2015年10月号

オススメの1冊

◆河出書房新社『ど んぐり』
¥1,600 著:オノ・ヨーコ 越膳こずえ 46版


世界的アーティストが1964年の処女詩集『グレープフルーツ』に次いでいま、刊行する詩集。
詩と点描から成る、100の美しい奇跡。


■美 術■

・阿部出版「小村雪岱作品集 新装版 」
¥12,000 著:小村雪岱 A4


雪岱の残した日本画・木版画・装幀・挿絵・デザイン各分野の作品を可能なかぎり収録し、その仕事の全貌を明らかにした作品集です。



・枻出版社 「日本の美仏」 
¥1,200 著:枻出版社 A4


“美仏”といわれる仏像の中から、吉祥天・弁才天・鬼子母神といった女神像、観音像、善財童子・八大童子像といった童子像を中心に徹底紹介。


・工作舎「ことだまのかたち」
¥2,400 著: 川邊りえこ A5


書を通して日本の美を伝える書道家の作品と文章が織りなすビジュアルブック。
天と地を繋ぐ筆の神秘性、書に込めた祈り、古代の神代文字への想いなどが綴られる。


・講談社 「若冲」
¥1,500 著:辻惟雄 文庫


「動植綵絵」など有名作品を網羅した図版150点以上。伝記、画歴、画論、好きにならずにいられない作品解説まで!


・彩流社 「美術っておもしろい!天国と地獄 死後の世界と北方ルネサンス 」
¥1,600 監修:小池 寿子 B5


“怪物メーカー”の異名を持つボスの傑作《快楽の園》を中心に、北方ルネサンスを紹介します。
ボスが描いた摩訶不思議な天国と地獄をきっかけに、ヨーロッパと日本の天国と地獄の様相を徹底比較! 


・春秋社「観音菩薩」 
¥2,600 著:佐久間留理子 46版


日本で親しまれている十一面観音や千手観音、不空羂索観音などを中心に10種の観音菩薩を取り上げ、観音信仰のあり方をはじめ、仏像・仏画などの美術面にも力を注ぎ、図像的特徴や功徳・霊験までを幅広く解説する。



・生活の友社「点描 近代美術」
¥2,000 著:井関正昭 A5


東京都庭園美術館館長・井関正昭が自らと美術界との関わりをふりかえった1冊。
50年にわたる芸術家たちとの邂逅がいま鮮やかによみがえる。


・東京堂出版「ハンズオン考 博物館教育認識論」
¥3,400  著:小笠原喜康  A5


近年、定着した博物館のハンズ・オン展示。
学芸員課程の新設「博物館教育論」にも役立つ、ありそうでなかった初めての理論書。


・西村書店 「名画の秘密 ラファエロ アテネの学堂」 
¥2,800 著:マルコ・カルミナーティ B5


ヴァティカン宮殿のフレスコ画「アテネの学堂」には58人もの人物が登場する。
ラファエロは思想と人類の英知の歴史を空間的に統合すると同時に、時間的も統合している…。
16のキーワードから名画を読み解く。


・西村書店 「名画の秘密 ファン・エイク アルノルフィーニ夫妻の肖像」
¥2,800  著:ス テ ファ ノ・ズッフィ B5


ヤン・ファン・エイクが描いた「アルノルフィーニ夫妻の肖像」は、世界で最も有名な美術作品のひとつである。この作品はいったい何をあらわしているのか…。16のキーワードから名画を読み解く1冊。


・白水社「遺言:愛しき有田へ」 
¥2,700 著:酒井田柿右衛門 B6


このままでは日本の伝統工芸は滅びる! 有田焼の人間国宝が死を目前に遺した、危機を乗り越えるための絞り出すような叫びと提言。


・ミネルヴァ書房「メディチ宮廷のプロパガンダ美術」
¥4,000 著:松本典昭 46版


宮廷パラッツォ・ヴェッキオを彩るそれらの歴史画を「史料」として読み解き、そこに隠された政治的メッセージを導きだす。


・三好企画「絵師 五姓田芳柳 義松親子の夢追い物語 」
¥1,800  著:角田拓朗 A5


江戸時代の終わりから明治時代にかけて、絵師として生きた五姓田芳柳・義松親子。
西洋絵画の技術を学び、日本の人々や風景、風俗、歴史を描いた彼らの生涯と、魅力的な作品を紹介する。


・ユーキャン「醜聞美術館」
¥3,800 著:エレア・ボシュロン ダイアン・ルーテクス B5


そのとき何が問題(スキャンダル)だった?
どんな物議を醸したか、という視点でアートを考察すると、歴史の表には決して出てこないその時代特有の規制や憚はばかり、はたまた強い願望が見えてくる。


■現代アート・写真・建築■

・エクスナレッジ「隈研吾のオノマトペ建築」
¥2,400 著: 隈研吾 B5


隈研吾氏が所員との間で新たなコミュニケーションツールとして使用している「ぱらぱら」「ざらざら」といったオノマトペ。2005年から2015年の32 作品を事務所で使用されている11のオノマトペに関連付けて紹介・解説。


・学芸出版 「 都市を変える水辺アクション 実践ガイド」
¥2,400 著:泉 英明・嘉名 光市・武田 重昭 A5


水辺 再生のアイデアを探る本。
都市の中で放置されていた水辺を楽しめる空間に変えていく動きが各 地で 起 こってい る。



・筑摩書房「世の中は偶然に満ちている」 
¥2,000 著:赤瀬川原平 46版


芥川賞受賞から晩年までつけていた「偶然日記」を初公開。
著者が深い関心を抱き続けていた「偶然」と「夢」に対する興味と考察が詰まった1冊。


・羽鳥書店「旅情」
¥3,600 著:上田義彦 A5


1980年代後半から2011年まで、撮影旅行でめぐった中国各地のスナップを収録。
どこか深いなつかしさを覚える、上田義彦の旅のまなざし。160点の写真が、時間と記憶をゆりおこす。


・論創社「越境美術」
¥3,000 著:徐京植 46版


韓国現代美術のスター、ジョン・ヨンドゥ、「光州事件」を目撃した民衆美術家、先駆的な女性美術家、朝鮮王朝時代の風俗画家…。6人の個性ゆたかな芸術家とのインタビューが映し出す、「ウリ(わが)美術」の現在。


■デザイン・ ファッション・音楽■ 

・グラフィック社「デザインの手本」
¥2,700 著:鈴木一成 B5


本のデザインとは、唯一無二の存在を作ること。手がけた装丁は30年で1万冊強。
最前線を走り続けるブックデザイナーによる、実例をもとにしたデザイン講座。


・芸術新聞社「フェティッシュファッション・ドット・トーキョー 」 
¥2,600 著:芸術新聞社 A4


フェティッシュファッションがもつ豊かなバリエーションを意識しながら、エレガンスとエロスがただよう写真を集めた。



・スペース・シャワーネットワーク「世界ファッション・デザイナー名鑑」
¥3,800 編:リ ン ダ・ワトソン A5


世界ファッション・デザイナー名鑑。これ1冊でファッションの歴史を変えた75人のレジェンドたちが一望できる!!


・青弓社「クラシック音楽と女性たち」
¥2,000 著:玉川 裕子 46版


女性たちも積極的に作曲や演奏などの音楽実践にたずさわり、音楽文化の形成に深く関与していた。現代では女性の音楽家の活躍がめざましいが、なぜ過去の実践は語られることがないのだろうか。


・誠文堂新光社「博報堂デザインのブランディング」
¥1,800  著:永井一史 A5


「思い」を「カタチ」にするブランディングとは。ブランディングの考え方とプロセスをデザインの本質から解き明かす。


・筑摩書房「芸術表現論」
¥2,500 著:吉本隆明 B6


表現とは何か、何を根拠にして表現を語れるのか・・・文学を始めとして、舞踏、装幀、建築のための数学まで、多種多様な角度から表現の本質を語る講演集。


・みすず書房「これを聴け」
¥4,600 著:アレックス・ロス 46版


古楽から現代音楽、レディオヘッドからビョークまで。
「ひたすらに」「漫然と」ではない聴き方へ読者を誘う無比の評論。

■絵本・ぬりえ■


・朝日出版社「大きな森の小さな家 」
¥1,680 著:ローラ・インガルス・ワイルダー 絵:安野光雅   A4


全世界で読まれている『大草原の小さな家』の原作を、原文とCD、安野光雅の絵と訳でたのしむ絵本。


・池田書店 「奇跡の鳥の旅 ぬり絵BOOK」
¥1,300 著:れも


「一羽の小さな小鳥が、命を助けてくれた「奇跡の鳥」を探す旅に出かける…」そんなストーリーをベースに、小鳥が世界中の街や自然を巡る場面をぬり絵に仕上げた。


・グラフィック社「モーションシルエット かげからうまれる物語」
¥2,200 著:シルエットブックス B5


モノクロームの美しいイラストと繊細な影を楽しむポップアップ絵本ができました。


・講談社「ぱれーど」
¥1,300 著:山村浩二 B5


稀代のアニメーション作家がかきおろしたしなやかで力強い絵本。
前に前にどんどんと進んでいくと、見たことのない時代、場所で、動物のような、文字のような不思議なものたちと出会っていきます。



・創元社「ぬりえ 花マンダラ」
¥1,200 著:オレーリー・ロンフォ B5


黒々とした闇の中、銀色の月光に浮かびあがる美しいマンダラの塗り絵。花や草木、シンボル模様、星や月を形づくる円や曲線、そこに思い思いの色をのせて、あなただけのマンダラを花開かせてください。


・東京美術「シェイクスピアはどこ?」
¥1,600 著:アンナ・クレイボーン B4


オシャレでポップな絵の中にシェイクスピアや物語の主人公たちを探しながら、不朽の名作に親しめる、大人も子供の楽しめる絵本。


・六耀社「ポンペイのひみつ」
¥1,850 著:ティム・オーシェイ B5


遺跡から発掘される遺物の数々はミステリーだ、残された都市遺跡の建造物や彫刻などの遺物は、なにを語り、なにを教えてくれるのだろうか・・・。

■サブカルチャ・実用■

・紀伊国屋書店 「はじめてのマインドフルネス」
¥2,400 著:クリストフ・アンドレ A5


最近日本でも注目を集めている「マインドフルネス」――フランスで人気の精神科医が、モネ、ブリューゲル、マグリットなどの絵画を読みときながら、マインドフルネスのエッセンスと実践法を平易に紹介する一冊です。


・キノブックス「宇宙を撮りたい、風船で。」
¥1,400 著:岩 谷 圭介  B6


100円ショップやホームセンターで手に入るもので作る撮影装置を打ち上げ、宇宙に手が届くまでの記録。



・彩流社 「絵はすぐに上手くならない」
¥1,600 著:成冨 ミヲリ  A5


本書は、「すぐ身につく」「○週間でマスター」といった短期的に身につけられると謳ったものとは真逆の本です。絵を描く技術書ではなく、“絵を学ぶ思考と方法”そのものを論じた画期的な一冊です!


・青幻舎「パラパラ名画 モネ「印象、日の出」
¥1,200 著:もうひとつの研究所 40mm×100mm


クロード・モネの代表作「印象、日の出」をモチーフに、ちょっとおかしな解釈を加えた、オリジナルフリップブック。


・晶文社「考える練習をしよう 普及版」 
¥1,300 著:マリリン・バーンズ A5


ロングセラーの本が「普及版」として登場!
“考える”という行為の本質が見え、難しい問題に対する有効な解決策が導ける「ロジカルシンキング」の定番書です。



・青幻舎「色で巡る日本と世界」
¥2,300 著:色彩文化研究会 A5


私たちにとって身近な年中行事や季節のトピックスにまつわる色のふしぎや由来・ルーツを、豊富なビジュアルとわかりやすいテキストでたどります。


・淡交社「且坐喫茶」
¥1,700 著:いしいしんじ B6


今、一字一句、先生にむけて書いている…。
作家・いしいしんじがお客となって茶事や茶会に参加し、亭主のやりとりや茶室で感じたことを綴る。


・中央公論新社「いいもの見つけた」
¥860 著:高峰秀子 文庫
 

歯ブラシ、鼻毛切りから骨壺まで。高峰秀子が選び抜いた身近な逸品。
徹底した美意識と生活の知恵が生きた、豊かな暮らしをエンジョイするための本。


・ナナロク社「冬のUFO・夏の怪獣」
¥1,200 著:クリハラタカシ  A5


それぞれの暮らしの中できらりと光るユートピアを集めた、ウソとホントがカラフルに交差する、短篇漫画集。


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