芸術広場|Office I Ikegami blog

新刊案内 2014年7&8月号

暑い夏、海に遊び行く前にこんな本を読んでから、お出かけされてはいかがでしょうか。

■海の冒険フェア

*偕成社「うみの100かいだてのいえ」¥1,200  著:岩井俊雄  A4

ふねのうえからうみに おちてしまったにんぎょうのテンちゃん。
ぼうしやかばん、ふく、かみのけまでみんなどこかにいってしまい…


*河出書房新社「コン・ティキ号探検記」 ¥850 著:トール・ハイエルダール 文庫

古代ペルーの人々は太 平洋をバルサ材の筏で渡り、ポリネシア人の祖先となったのではないか?
その仮説をみずから実証すべく、古代の筏を複製したコン・ティキ号に乗り、
五人の仲間とともに太平洋横断の航海に挑む。


*講談社「クジラにあいたいときは」¥1,400 著:ジュ リー・フォリアーノ エリン・E・ステッド B5

もし、きみがクジラに あいたかったら…。未知のものを想像する楽しみ。
ちいさな少年が出かける空想の旅を、やさしい詩が誘う一冊。


*新潮社「かもめのジョナサン 完成版」 \1,404  著:リチャード・バック B6

飛ぶことの歓びを追求 したために、仲間から追放された一羽のカモメが、やがて…



*新潮社「どくとるマンボウ航海記 改版」¥430 著:北杜夫 文庫


航海生活や寄港したア ジア、ヨーロッパ、アフリカの風景や文化をめぐり、
卓抜したユーモアとユニークな文明批評を織りこんでつづった型やぶりの航海記。


*中央公論新社「エーゲ海に捧ぐ」¥629 著:池田満寿夫 文庫

二人の白人女性を眺め ながら受ける日本の妻からの長い国際電話…。
卓抜な状況設定と斬新な感覚で描く。


新刊案内


西洋美術


・求龍堂「美の侵犯 蕪村×西洋美術」 ¥2,400  著:北川健次 B6

与謝蕪村の俳句と西洋美術に、果たして通底する何があるのか?
ジャンルも時代も国も飛び越えて符合するヴィジョン!


・光文社「名画で読み解く ロマノフ家 12の 物語」買取¥980 著:中野京子 新書

『名画で読み解く ハプスブルク家 12の物語』『名画で読み解く ブルボン王朝 12の物語』に続く、中野京子による“名家と絵画の物語” 第三 弾。


・講談社「新装版 印象派の水辺」 ¥2,000 著:赤瀬川原平  B5 

「水辺」をキーワードに、モネ、シスレーなど58点の作品から、印象派画家たちの色彩の秘密を読み解く、赤瀬川原平の美術エッセイ。


・水声社「レメディオス・バロ 絵画のエクリチュール・フェミニン」¥4,000 著:カトリーヌ・ガルシア A5

人間として、芸術家として、女性であるということの根源的問いを発し続けた画家レメディオス・バロ。
死と再生、人間と世界の宇宙的循環を描くバロの幻想絵画を探求する。


・生活の友社「美との対話」 \4,500 著:粟津則雄 A5

優れた批評眼による美の世界―粟津則雄の心を捉えた美しきものたち。
自らの審美眼を培うきっかけとなった作家や作品の魅力 を読み解く。



・阪急コミュニケーション「美の起源、古代ギリシャ・ローマ」 ¥1,800 編:ペン編集部 A5 

哲学の礎を築いた古代ギリシャ、広大な領土を治めた古代ローマ。
2つの古代文明から、ヨーロッパの「美の起源」に触れる。


・西日本新聞社「ボタニカルアートの薬草手帖」 ¥1,200 著:正山征洋 A5

18~19世紀の貴重な薬草のボタニカルアート約130点に、生態や用法などの解説をつけてまとめた、繊細で美しいアンティーク植物画集。


東洋美術

・枻出版社「仏像の教科書」 \1,300 著:お寺検定実行委員会 頼富本宏 A5

新たに創設された仏像スペシャル級に対応した“お寺検定”の公式テキスト。
仏像のことがわかる1冊。


・世界文化社「はじめての土偶」 ¥1,800 監修:原田昌幸 B5

本書は『土偶入門書』の決定版!
大胆なビジュアルを基本に、土偶と縄文文化の基礎知識等を網羅している。


・創元社「百舌鳥古墳群をあるく」 ¥1,800  著:久世仁士 A5

なぜ、古墳はこんなに面白いのか。
人を惹きつけてやまない現存するすべての古墳を探訪し案内する。


・淡交社「明治の刺繍絵画名品集」 ¥3,000 著:村田理如 A4

技巧の限りが尽くされた日本刺繍の最高峰。絢爛で優美な刺繍絵画の世界。


・平凡社「別冊太陽 画家と戦争」 ¥2,500 著:平凡社 A4変  画像なし

これまでタブー視されてきた感がある「戦争画」を約190点を紹介する。


・吉川弘文館「工芸とナショナリズムの近代」 ¥4,800  著:木田拓也 A5

なぜ〈工芸〉は生まれたのか。桃山復興、戦後の「伝統工芸」復活など歴史的展開を辿り、近代ナショナリズムとの関係を問い直す。


建築/音楽/写真

・ADP「北山恒の建築空間」 \1,300 著:北山恒 A5

人と人の関係性をつくることから空間を構成してみよう。
建築とは空間を仕切る壁の問題ではなく、空間と空間の「間:in-between」の問題なのだ。



・河出書房新社「決定版 モーツァルトのいる部屋」 ¥2,750 著:井上太郎 B6


モーツァルト作品をジャンル別に徹底解説した、まさに読むモーツァルト事典。
聞き所がわかる、クラシックファン必携の一冊。


・新潮社「小澤征爾さんと、音楽について話をする」
¥767 著:小澤征爾 村上春樹 文庫


音楽を聴くって、なんて素晴らしいんだろう…。
世界で活躍する指揮者と小説家が、「良き音楽」をめぐって、すべてを語り尽くす。


・スペース・シャワーネットワーク「建築する動物」 \2,800 著:インゴ・アルント A4

ハチドリの小さな巣から、動物が生み出す最も大きな建築物のサンゴ礁まで生き物たちの風変わりな建築術、見事な美意識をフルカラーで紹介。


・青弓社「1985/写真がアートになったとき」 ¥2,000  著:粟生田弓 小林杏 B6

1985年に設立された日本初の写真美術館=つくば写真美術館。
この美術館がもった意義や写真というメディアの可能性を探る。


・中央公論新社「音楽を愛でるサル」 ¥820 著:正高信男 B40 画像なし

サルが音楽を聴いて瞑想する――ウォークマン往年の名CMは事実なのか。
行動学の最新の知見から音楽の起源と機能を明らかにする。



・みすず書房「寝そべる建築」 ¥3,800 著:鈴木了二 A5

詩人にして建築家・立原道造が切り開いた地平を示す表題作、「ル・コルビュジエのメディア戦略」「建築論として読むベンヤミン」「〈建屋〉と瓦礫と」ほか、「建築零年」以後への応答。


現代アート/美術館ガイド

・自由国民社「仕事帰りの寄り道美術館」¥1,500  著:自由国民社 A5

19時以降でも開いている美術館が増えてきた。
ひとりでもカップルでも楽しめる夜の美術館を、首都圏を中心にご案内。


・青土社「cocoon on stage 」  ¥2,400 著:今日マチ子  藤田貴大  A5

今日マチ子が沖縄戦におけるひめゆり学徒隊に想を得て、戦争を知らない世代として、戦争と少女が切り結ぶさまを描いた傑作。


・筑摩書房「美術、応答せよ!小学生から評論家まで、美と美術の相談室」
¥1,800  著:森村泰昌 46版

いかに美と付き合えばいいのでしょうか? 
美術家として何十年も第一線で活躍してきた森村泰昌が真剣勝負で美とは何かに答える。


・ナナロク社「池田修三 絵葉書と豆本 第一集「はじまり」」 
\1,600 絵葉書22枚/一筆箋4枚/豆本画集

絵葉書を全部使ったあとは、豆本画集としてお楽しみいただけます。
大切な方への贈り物にも最適です。


・NOHARA「佐々木愛 Landscape Stories」 ¥3,200 著:佐々木愛 A4

ロイヤル・アイシングを使った白い壁画と色彩あふれる絵画の2種類を収録する、佐々木愛の初の作品集。


サブカルチャー

・笠間書院「読書の歴史を問う」 \1,900 著:和田敦彦 A5

読書の歴史についての学び方、調べ方を考える。
何のためにそれを学び、そこからどういうことが分かるのか。


・グラフィック社「グルメなポップコーンのレシピ40」
\1,300 著:ハーディーグラント ブックス編 A5変

ひと味ちがう、グルメなポップコーンが大人気!!
スナック系、スイーツ系、40種類のレシピ集。



・左右社「ラインズ 線の文化史」 \2,750 著:ティム・インゴルド  B6

歩くこと、物語ること、歌うこと、書くこと。生きることは、線を生むことだ…。
「線」から開かれる知的興奮にみちた人類学。


・誠文堂新光社「PPバンドで編む はじめてのプラかご」 ¥1,400  著:高宮紀子 B5

PPバンド(25m巻×2)が付属したプラかご本ができました。
全部で8点のプラかごを紹介。



・青幻舎「美少女の美術史 浮世絵からポップカルチャー、現代美術にみる“少女”のかたち」 
¥2,500 著:美少女の美術史展実行委員会  B5

芸術作品からマンガ、アニメにみる少女文化、現代美術からサブカルチャーまで、様々な媒体に定着し描かれた美少女たちを総覧し、“少女”とはいったい何なのかを問う。


・大日本絵画「ちいさな ナシのき」\1,500 著:レイチェル・ウィリアムズ ジェニー・バ ウアーズ 

ちいさなナシのきと めぐりゆく きせつのたびに でてみましょう。
おとなも楽しめる、優しい風合いのしかけえほん。


・東京大学出版会「昆虫の描き方」 ¥2,200 著:盛口満 A5

アリ、ハチ、バッタ、そしてゴキブリなどの身近な昆虫たちのスケッチを通して、生物の多様性、形態、進化、生態などについて学ぶ。


8月刊行書籍ご案内

・河出書房新社「増補新版 図説 西洋建築の歴史 ふ くろうの本」 ¥1,800  著:佐藤達生 A5

リシア、ローマ、ロマネスク、ゴシック、バロック、新古典主義……
2500年に及ぶ壮大な西洋建築の歴史を読み解く、決定版ガイド。


・彩流社「そしてカルメンはパリに行った」 ¥3,600 著: ゲルハルト・シュタイングレス A5

「フラメンコ」という近代の芸術ジャンルが誕生する過程を詳細に辿る画期的論考!


                     
・小学館「ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」はなぜ傑作か?」 ¥1,100  著:高階秀爾  新書 

ルネサンスから近代に至る数々の巨匠たちが、聖書の物語をどのよう に描いてきたのかを、読み解き、多くの美麗な図版、詳細な部分図とともに、わかりやすく解説する。


・青弓社「ロバート・キャパの謎 「崩れ落ちる兵士」の真実を追う」 ¥2,000  著:吉岡栄二郎 46版

スペインの研究者との共同調査によって根底からくつがえし、撮影場所と撃たれた兵士を特定することで真相を明らかにする。


・誠文堂新光社「和の切り紙200選 日本の季節と行事をいろど る」 ¥1,800 著:大原まゆみ 

こよみや行事、季節に関わりながら、毎日の生活を豊かにしてくれる和の模様切り紙の作り方を紹介しています。


・創元社「知の発見双書 165 ピサロ」 ¥1,600  著:クレール・デュラン=リュエル・スノレール B6変 

農村風景を描き、晩年には都市景観などの描写にも取り組んだ、19世紀の印象派の中心的存在、ピサロの生涯を作品と資料満載でつづる。


・筑摩書房「子どもに伝える美術解剖学」 ¥800 著:布施英 利 新書


・東京書籍「猫の名画」 ¥2,000 著:松平洋 A5 

『江戸猫』に続く猫の名画読本。
美術史的な視点をおさえながら、絵画に描かれた魅力的な猫や犬の姿を楽む一冊。


・白水社「わが生涯のすべて(仮題)」 ¥3,400 著:マリオ・ジャコメッリ 46版

死の2か月前、写真界の巨星がその歩みを振り返る。
撮影現場の秘密、謎多き人生の全貌。未紹介作品を含む図版・年譜付。


・平凡社「草間弥生 アート文庫」  ¥1,500  著:草間弥生 B6
旺盛な作品創造の全体像を知る入門書。


・ボーン・デジタル「アトリエのドローイング」 ¥3,800 著:ジュリエット・アリスティデス B5

現代のアトリエで行われているドローイングレッスンから、基本要素を抜き出し、分かりやすく解説。


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