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臨場鑑賞 生まれ変わったオルセーの美

臨場鑑賞 生まれ変わったオルセーの美

本物の色、沸き立つ筆遣い……色彩を取り戻した名画たち

所蔵作品の大規模な洗浄修復を終え、2011年にリニューアルオープンしたオルセー美術館。これにより多くの絵画が、これまでの画集の印象とは異なる、描かれた当時の明るい色彩を取り戻しました。それら生まれ変わった所蔵作品を、最新のリマスターアート技術(超高精細・疑似3D画像)によりリアルに再現。リニューアル後、日本初の画集となります。 オルセー美術館所蔵作品の中でも日本人にもよく知られている作品、ミレーの「落ち穂拾い」、モネの「かささぎ」、「日傘の女(左向き)」、「ルーアン大聖堂」、「睡蓮」、ドガの「エトワール」、「バレエのレッスン」、ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」、ゴッホの「自画像」、「星降る夜」、「オーヴェール・シュル・オワーズの境界」など40点を厳選。1作品4~8ページを用い、絵画の全体だけでなく、絵肌の立体感まで再現した高精細な画像にて掲載します。印象派の画家達が、チューブ絵の具によってつくられる凹凸まで利用してさまざまな表現を試みていたことなどを見た目で体感できます。絵画が描かれた時代背景などを考察した魅力的なコラムも読み応え満点です。


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